3月決算企業の第3四半期決算発表も先月中旬に終了しそれから1カ月近くが経過しました。そのため2月に入って早々に決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しが随分と進んだと思われます。そこで今回は2月1日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのが伊藤忠テクノソリューションズ(4739)とキーエンス(6861)で、良好な第3四半期決算を評価してか決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。また、ホンダ(7267)でも3社が目標株価を引き上げたほか、セントラル硝子(4044)やJFEホールディングス(5411)、豊田自動織機(6201)、NOK(7240)、HOYA(7741)、三井物産(8031)でも2社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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