昨日とは反対に特に売り急ぐ理由などなかったのですが、大きな下げとなりました。機械的な売り買いが多いということで動きだすと一方向に大きく動くということなのだと思います。特に何に反応するということでなく株価の動きや先物の動きに反応して相乗効果で大きな動きになるということでしょう。腰の据わった買いなどがみられないということも指数先行で右往左往する要因となっているものと思います。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
25日移動平均線にサポートされて下げ渋りとなりました。特に過熱感もあるわけでもないのですが、上値の重い展開が続きそうです。
☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆
保ち合い相場は「放れにつけ」というのが定石ですが、放れすぎた場合はどうなるのでしょうか?上に放れて飛び出してもいつまでも上がるというわけでもなく、逆に保ち合いを放れて大きく下落したとしても、どこかで下げ止まり反転となることも多いのです。
このこのことについても本間宗久は述べており、「右保ち合いの時、少々下げ目に成る時、此米下げ相場と皆々思ひ付、かねて売り方の人は図に当たると心得、なおなお売り込み、買い方の人もここぞと売り逃げ、かえって売り過ぎ致す心になり、我先我先と売り込み候故、なおなお下がるなり。この時買うべし、極めて利運なり。はなはだ買いにくしきものなれども、買うべきなり。数年のものも、後悔多し。通いの商いは十俵高下を的にし手早に見切ること第一なり。」と述べています。(提供:Investing.comより)
著者:清水 洋介