春風相場、なお順調だ。
適温相場。こう言い換えてもいいだろう。
今日も日経平均は133・65円高と続伸して節目の21500円台に戻った。
先週末の米国市場高で安心買いが入ったのに加え、
今日の上海市場高もそれをサポートした形になったことになるが、
これらの背景にあるのは、
米中貿易協議が水面下で進展している、
との見方があるから。
しかし私にいわせるともっと大事なのは、
全人代で中国が打ち出した景気対策。
これになる。
中国は米国の貿易戦争による経済の失速を防ぐべく、
(1) 2019年に2兆元(約33兆円)規模 の減税を実施する。
(2) 社会保険料を引き下げる。
(3) 大手国有銀行の中小向け融資を30%以上増やす。
以上の対策を公約した。
これらがどの程度の効果をもたらすかは、もちろん現段階では見通し難だ。
しかし何もしないよりは効果があるのは明らか。
株式投資の観点からそれを見ると、
十分株の買い手がかり材料になる。
こうなるため、ここは、
上昇トレンドをキープ中の中小型材料株を重点的に狙っていきたい。(提供:Investing.comより)

著者: 北浜 流一郎