人気の「dポイント」を積極的に貯めているのであれば、やはりdポイントが貯まるクレジットカードを利用するのが賢い方法。dポイントが使える加盟店も増えており、dポイント投資でも人気があるdポイントを貯めやすいカードを紹介する。

dポイント加盟店は4万店舗近くにも増加

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(画像=pisaphotography/Shutterstock.com)

dポイントは、ローソン、マクドナルド、マツモトキヨシ、ファミリーマート、高島屋、東急ハンズ、AOKI、タワーレコードなど、使える加盟店が3万8,600店舗(2018年8月2日発表)にも達し、今後も増えていくだろう。

貯めたdポイントは1ポイント→1円として加盟店で支払いに使えるほか、NTTドコモの携帯電話料金やドコモ商品の購入などにも充当可能。dポイントが貯まるクレジットカードの代表としては、NTTドコモが発行するdカードやdカードGOLDだが、そのほかにもdポイントが貯まるカードはある。

100円の支払いにつき貯まるポイントを「ポイント還元率」として記載し、100円で1ポイント=ポイント還元率1%として比較した。

dカード/dカード GOLD-―ドコモユーザーなら圧倒的にお得

「dカード」の年会費は初年度無料、2年目以降は1,250円だが実質無料

「dカード」は、ドコモが発行していて、国際カードブランドをVisaかMasterCardから選べ、年会費は初年度無料、2年目以降は1,250円(税別)がかかる。しかし年に1回でもクレジット支払いがあれば次年度無料となるので、年会費は実質無料と考えていいだろう。

クレジット支払いでは100円(税込)につき1ポイント(ポイント還元率1%)が付与され、dポイント加盟店での利用ならカード提示によりさらに1ポイント(合わせてポイント還元率2%)が付与される。

さらにdポイント特約店では100円(税込)につき1ポイント以上の特約店ポイントが貯まる。例えばマツモトキヨシ、AOKI、コナカならクレジット支払いによるdポイントに加え、100円(税込)につき2ポイント(合わせてポイント還元率3%)が付与。スターバックスカード、ドトール バリューカードなら100円(税込)につき3ポイント(合わせてポイント還元率4%)が付与される。

「dカード GOLD」の年会費は1万円だが、ポイント還元率が高い

「dカード GOLD」は、年会費が1万円(税別)かかり、ドコモの携帯電話料金とドコモ光の料金1,000円(税別)ごとに100ポイント(ポイント還元率10%)付与されるため、ドコモユーザーならdポイントが効率よく貯まる。

dカードでは、購入後1年間、最大1万円の範囲で紛失・盗難・修理不能となった携帯電話の再購入費用の一部が補償され、dカードGOLDでは購入後3年間、最大10万円の範囲で補償される。

Orico Card THE POINT――ネットショッピングで2%以上のポイントが貯まる

「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」は、直接dポイントが貯まるわけではないが、ポイント還元率が高く、dポイントへの交換レートも高いのが特徴だ。貯めたオリコポイントは1,000ポイント(1,000円相当)単位でdポイント1,000ポイント(1,000円相当)へ交換できる。

国際カードブランドはMasterCardかJCBを選べて年会費は無料。クレジット支払いでは100円につき1ポイント(オリコポイント)が付与され、ポイントサイト・オリコモールを経由してAmazon、楽天市場、Yahoo!JAPANショッピングなどを利用すると2%以上の還元率となる。

オリコモールには主要なネットショップやモールはおおむねそろっているためネットショッピングでポイントを貯めやすい。またカード付帯機能の電子マネー、iDとQUICPayの利用分にもポイントが付与されるので、実店舗での少額決済でもポイントが貯まる。

イオンカード――イオンをよく利用する人なら持っておきたい「

「イオンカード」は、普段からイオンを使っている人が、dポイントを貯めたいときに役立ってくれる。国際カードブランドはVisa、MasterCard、JCBの3つから選べ、年会費は無料。

貯まるポイントは「ときめきポイント」で、クレジット支払いでは200円(税込)につき1ポイント(ポイント還元率0.5%)が付与。全国のイオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなどイオングループの対象店舗で利用すると、200円(税込)ごとに2ポイント(ポイント還元率1%)の付与となる。

毎月10日の「ときめきWポイントデー」では、クレジット支払いでポイント2倍(ポイント還元率1%)となる。貯めたときめきポイントは1,000ポイントから500ポイント単位で、dポイントへ1:1のレートで交換可能。

またイオンシネマでは現金、商品券、イオン系カード以外のクレジットカードで支払うと100円(税込)につきdポイントが1ポイント付与される。

複数のカードを使い分けるという方法も

3枚の特徴を簡単に言えば、ドコモユーザーならdカード、さらにドコモ光の料金も支払っているのなら、dカード GOLDもいいだろう。ネットショッピングが多いのならOrico Card THE POINT、イオンをよく使うのならイオンカードを検討してみよう。

dカードであれば実質年会費無料で、他の2枚も年会費は無料なため、複数のカードを所持しておいて、貯まったポイントをdカードにまとめるといった使い方もできる。ただし短期間に3つのカードを申し込むことは多重申込みとなり、カードの審査でマイナスに働くことがあるから注意したい。

文・モリソウイチロウ(ライター)/MONEY TIMES

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