イチロー選手が引退してしまった。
いつか来ることだったとはいえ、
感無量だ。

実は私は週刊誌の記者時代、
「イチロー 素顔の青春」
という本を出版したことであるのだ。

なのでイチロー選手の引退、
イチローさん、お疲れさま。
そして、ありがとう、です。

で、ここからは株について。

イチロー選手の打法を株式投資に応用するとどうなるか。

もちろんまずは好球必打、

となるわけですが、これではやや漠然としている。
もっと絞った表現をするなら、

(1)打つべきではないボールを見極め、
(2)ホームランを狙わず、ヒットを狙う
(3)それが結果的にホームランになることもある。

以上に尽きるだろう。

そしてこれらはどれも株式投資に通じることである。
(1)はもちろん、手を出すべきではない銘柄の選定、
これに厳しくなることだ。

一例としては5~7日続伸した銘柄には手を出さない。

そして今日のエーザイ株の急落で分かるように、
創薬関連株にも手を出さない。
などが大事になる。

(2)はもちろん、イチローといえば「ヒット製造機」、
打とうと思えば普通の選手以上にホームランも打てただろうが、
あえてそれは狙わず、
ヒット狙いに徹した。

これは手がけやすく、上昇確率が高そうな銘柄に絞って投資する。
これに通じる。

それにはファンダメンタルズとチャートを基本に、
テーマ、イベントなどと照合、投資することになる。

それが結果的に大化けすることになるのであり、
最初から大化け狙いでいくと失敗確率が高くなる。

イチロー選手の引退は、
改めてこんな投資の要諦を思い出させてくれる。(提供:Investing.comより)

著者: 北浜 流一郎