先週では、FRBは経済の見通しを下方修正し、また米国債利回りにおいて10年物が3ヶ月物を下回り逆イールドが発生した。逆イールドは、景気後退の兆候として広く知られている。
また、金曜日ではドイツ製造業PMIは約6年半ぶりの低水準に落ちこんだが、月曜日の ドイツIFO景況指数では予想を上回った。しかし、先週金曜日からの下落の流れは月曜日も続く結果となった。
ドル円においては、3月5日に112円を打った以来、徐々に円高になっている。チャートではヘッド&ショルダーコンティニュエーションパターンを形成しており、現在の下落が加速された。
TradingView: 米ドル/円 USDJPY
25日、ドル円は反発した。しかし、我々はこれは下降チャネル中の調整であると考えている。そして下降トレンド中でフラッグを形成しており、ショートの利確売りと考えられる。
このフラッグの下抜けは、さらなる下落が招かれる。現在の反発は下降チャネルの底からの反発であり、そして前回の安値のライン(上図:水平線)が抵抗ラインとなり、再び下降チャネルの底に向かっていくだろう。
トレード戦略ーショートエントリー
慎重なトレーダーは、現在のフラッグを下抜けした後、リターンムーブ(あや戻し)でフラッグの底を上抜けしないかどうか様子見しよう。
一般トレーダーは、フラッグ下抜け後、良いエントリーのためにリターンムーブを待とう。しかし、フラッグの底を試すまで待たなくて良い。
積極的なトレーダーは、フラッグの上限の110.25でショート。
トレード例
エントリー: 110.25
損切り: 110.50
損切り幅: 25 pips
ターゲット価格: 109.50
利確幅: 75 pips
リスクリワードレシオ: 1:3(提供:Investing.comより)
著者:ピンカス コーエン