先週末で2018年度の取引も終了となりました。そこで2018年度の株式市場を振り返ると日経平均は昨年10月に24,000円台を付け約27年ぶりの高値を付けましたが、その後水準を大きく切り下げ12月下旬には一時19,000円を割り込む場面もみられました。日経平均は今年に入って持ち直す展開となったものの、22,000円を前に上値を押さえられると21,205円で年度末を迎え2017年度末に比べ1%余りの下落となっています。
このように2018年度の日経平均は小幅な下落となりましたが、こうしたなかでも健闘した銘柄がみられます。そこで今回はTOPIX500採用銘柄のなかから2018年度に1割以上上昇しながら目標株価コンセンサスが昨年度末の株価を1割以上上回り今後も上昇が期待されているものをピックアップしてみました。例えば2018年度に株価が35%余り上昇したソフトバンクグループ(9984)では目標株価コンセンサスが昨年度末の株価を26%以上上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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