4月の株主優待銘柄は4月や10月決算の企業が少ないことから多くありません。そのため決算が集中する3月のように様々なもののなかからお気に入りの銘柄を選ぶというわけにはいきません。それでも4月にも自社製品の詰め合わせや食事券、クオカードといった定番の株主優待制度が揃っています。

投資のヒント
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そしてそのなかにはテンポスバスターズ(2751)やヤーマン(6630)のように比較的高額の優待もあります。また、高額ではないものの伊藤園(2593)の自社製品詰め合わせやロック・フィールド(2910)のおそうざい券、回転寿司のくらコーポレーション(2695)の食事券なども人気がありそうです。なお、権利付き最終売買日は4月23日です。

4月の主な株主優待銘柄
(画像=マネックス証券)

決算メモ

●あさひ(3333)‐スポーツ車の販売がポイントに‐

自転車小売り大手のあさひが1日に発表した2019年2月期の決算は売上高が前期比7.2%増の575億円、営業利益が同14.3%増の39億円と増収増益となりました。売上高は一般車がほぼ横ばいに止まったものの、スポーツ車や電動自転車の1割前後の伸びが寄与し増収を確保しました。また、営業利益は堅調な売上高に加え、粗利益率の改善もあって二桁の増益となっています。

このように二桁の営業増益で着地した2019年2月期ですが、閑散期で毎年営業赤字となる第4四半期3カ月(2018年12月-2019年2月期)だけをみると赤字額が前年の第4四半期に比べて拡大し減益となっています。これは第4四半期のスポーツ車の販売が想定を下回るなかで販管費の負担が大きくなったためで、この結果通期の営業利益は会社計画(41億円)を下回りました。

2020年2月期の会社計画は売上高で前期比6.5%増収の612億円、営業利益で同7.3%増の42億円となっていますが、これはスポーツ車で前期をさらに上回る2割強の伸びを見込んでのものです。業界全体のスポーツ車の国内販売に停滞がみられるなかでスポーツ車の販売が会社の計画通りに推移するかがポイントとなりそうです。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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