セブン・イレブンの株、
上がりませんね。

8日(月)も続落でした。

3日古屋一樹社長(69)が退任し、
後任に永松文彦副社長(62)が昇格する人事を固めたことで、
営業時間の見直し問題が解決、
株価も反発。

こうなっても良かったのに、
反発するどころか続落してしまいました。

■株で作ろ1億円!!

なぜそんなことに?

営業時間が短縮される方向となり、
セブン・イレブンの業績にマイナスするのではないか。

こんな見方になったからか。

違うと私は見ています。

古屋社長の退任理由としてセブン・アイグループを統括する井阪社長は、
FCオーナーとの関係が密ではなかったことをあげた。

24時間営業の見直し問題は、
FCオーナーの扱いがうまく行かなかったせいであり、
古屋社長にはその責任をとってもらったとの説明でした。

これは明らかに、24時間営業というビジネスモデルに問題があるのではなく、
本部とFCオーナーとの関係がスムースでなかった、
この点が問われる、としたのです。

これは明らかにセブンイレブンに限らず、
多くのコンビニや飲食店などに共通する
深刻な人手不足問題についての認識が、
極めて皮相なものになっているといわざるをえません。

そうなると、営業時間を見直すことにはなりにくい。

先週末見られたセブン・イレブン株の急落は、
こんなところが重荷になったといえます。(提供:Investing.comより)

著者:北浜 流一郎