2019年4月9日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週の一番の注目点はやはりブレグジットの期日だ。合意なき離脱になるのか離脱期限の長期延長になるのかだ。しかし国民投票を視野に入れた延期申請が来ればEUは認めざるを得ないのではないかという気がしており、長期延長となればポンドはかなり巻き戻すだろう。そうなると米ドル/円は上がる方向で、合意なき離脱になれば当然米ドル/円は下がる方向だ。しかしどちらに転ぶかはわからないので、テクニカル的な部分で見ていきたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は米ドル/円の下値が堅そうだ。110円ミドルが堅くなってきている。上値目途は112.25円だが下が堅いので上に跳ねてしまう可能性もあるとみている。今週の米ドル/円予想レンジは110.25~112.25円。戦略としては110.80円や111.00円付近で買いから入り、112.00円に絡むところで利食いたい。しかしあまり引っ張らず欲張らず、利食えるときに手堅く利食っていくのが賢明だろう。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。