やはり、週末ということもあり、SQ後は買戻しも入り堅調となりました。積極的に買いあがる動きもなく、上昇銘柄も少ないのですが、指数に影響の大きな銘柄に堅調なものが多くなりました。この流れはまだまだ続きそうで、逆日歩がついているような指数に影響の大きな銘柄の空売りが増えているうちは指数は堅調ということなのだと思います。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

高値に迫るような動きになりました。下ヒゲの長さも気になりますが、遅行線も日々線を抜けてきており、高値を抜けるかどうかが注目されます。

☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

少し、本間宗久とは離れてしまうのですが、信用取引の売り(空売り)の多さには気を付けた方がいいと思います。今日の相場でも、安川電機(6506)は決算が芳しくないということで売り先行となったものの、空売りが多いことからいったん底堅さが見られると買戻しを急ぐ動きで一時前日比プラスまで浮上するなど結局は大きな陽線でしっかりと戻しました。

一方、ローソン(2651)は同じように芳しくない決算を発表して売られたあと戻りは鈍く、連れ安となったユニー・ファミマ(8028)はしっかりと戻すというように空売りの多寡が株価の方向を決めるようなものが見られました。そして、さほど好決算とは思えなかったのですが、ファーストリテイリング(9983)は大きな上昇となるなど、やはり「空売り次第」という感じでした。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介