もうすぐゴールデンウィークがやってくる。今年は平成から令和に元号が切り替わる節目であり、大型連休になる人が多い。
2人に1人が10連休を取得
株式会社ぐるなびが、20~60代の会員1,000人に行なった「2019年ゴールデンウィークに関する調査レポート」によると、「今年のゴールデンウィークは何日休めそうですか?」という質問に対して53.3%が「10日」と回答。2人に1人が10連休を取得予定であることがわかった。また、31.9%が例年より外出機会が増えそうだと回答している。
行楽地や観光スポットであれば、普段より多くの来客が見込めるが、ビジネス街などにある飲食店はそうもいかない。客足が落ちるのを不安視している店舗も多いのではないだろうか。ここでは人気店が実際に行っているGW中の集客施策をいくつか紹介。集客に不安のある飲食店は参考にしてみてはいかがだろうか。
新元号「令和」にちなんだキャンペーン
肉を主役にした人気バル『肉ソン大統領 秋葉原店』では、新元号が「令和」に決定したことを記念して、2つのキャンペーンを実施する。
「肉ソン肉肉肉盛り」を0円で提供
店の代名詞ともいえる迫力満点のデカ盛りメニュー、総重量2.9キロの「肉ソン肉肉肉盛り」を、通常5,800円のところ0円で提供。5月1日(水)のみのキャンペーンで、先着5組限定。食べログでキャンペーン内容を告知するなど、情報発信もぬかりない。
「ごろごろレモンの『肉』レモンサワー」を100円で提供
新メニューである「ごろごろレモンの『肉』レモンサワー」を通常530円のところ100円で提供する。0がつく日(4月10日、4月20日)と、GW中(4月27日~5月6日)のみのキャンペーンで、2名より注文が可能。
ほかにも、名前に「令」や「和」がつく人に対して割引を行う飲食店も。新元号にちなんだキャンペーンは注目度も高いので、タイミングを逃さずに実施しておきたいところだ。
「こどもの日」キャンペーン
株式会社大庄では、『庄や』『日本海庄や』『やるき茶屋』など、全国354店の直営店舗にて、5月5日の「こどもの日」限定で、「巻き寿司15種食べ放題」イベントを実施する。鉄火巻やサーモンいくら巻など、子どもたちに人気の具材15種を用意。オーダーごとに調理人が1本ずつ丁寧に巻き寿司をつくる。制限時間は120分で、1人1,500円、小学生は1,000円。小学生未満(未就学児)には無料で提供する。
連休中は子ども連れで出かける機会も増えそうなので、こうしたファミリー向け、子ども向けのイベントは喜ばれそうだ。
近隣店舗と協力したイベントを開催
下北沢のディープな酒場を飲み歩きできる、はしご酒イベント「ばるばる下北沢」は、これまでの参加人数が2万人を超える人気企画。受付でリストバンドを購入すれば、参加店舗でお通しや席料なしで気軽にはしご酒を楽しめるというものだ。
8回目となる今回は、GWを盛り上げる「肉」をテーマに、約70店舗がイベント限定の肉メニューを考案。ファーストドリンクとセットで1,000円で提供する。
また、専用スマホアプリ「I LOVE 下北沢アプリ」を使い、集めたスタンプ数に応じてプレゼントがもらえる「呑み友スタンプラリー」も行う。期間は、4月25日~5月6日の12日間で、1日参加は前売り500円、当日700円。12日参加は前売り1,000円、当日1200円。
このように、近隣の飲食店と協力しあったり、地域をあげてのイベントを行ったりするのも楽しくていいかもしれない。
さて、今回はGW中に実際に行われるイベントやキャンペーンを紹介した。GW中の集客に不安を感じている店舗は、今からでもこうした施策を考えてみてはいかがだろうか。(提供:Foodist Media)
執筆者:上條真由美