2019年4月19日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日18日(木)のNY市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して上昇。その要因としてイースターを控える中でのポジション調整に加えて以下の事が考えられる。

1.予想を上回る米小売売上高。3月の米小売売上高が前月比1.6%増(アナリスト予想中央値は1.0%増)
2.欧州指標の軟調
3.ポンドドルが1.3000ドルを割り込んだこと

これらが米ドルを支え、ユーロを押し下げたことが要因。イースターを控えてのポジション調整は、ドルの買い戻しから。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週末から、世界的にイースター休暇入りする。本日19日(金)はグッドフライデー、明後日21日(日)はイースター、22日(月)はイースターマンデー。そのため、基本は大きな動意はなし。ただ、流動性が薄くなる中、ヘッドラインで乱高下する可能性も。米ドル/円は、依然として112.00円レベルで膠着。イースター休暇の中、米ドル/円の押し目を模索する展開。主要通貨では引き続き、NZドルを対豪ドル、対ユーロで戻り売りスタンスで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。