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(画像=定食は980円~。写真はフィリピン料理の「チキンアドボ」)

みんなの憩いの場『こはぜ珈琲』

もともとは下北沢で、演劇の制作の仕事をしていたという『こはぜ珈琲』のオーナー・谷川隆次さん。

「気付けば、この土地に20年近くいますね。この店の前身はフランチャイズ店だったのですが、3年前に独立し、個人店として経営を始めました」

自家焙煎珈琲店として常時30種ほどの豆を用意しており、店内の喫茶スペースはなんともゆったりとした時間が流れる。この通りの入口であり、出口に位置する『こはぜ珈琲』は、『かまいキッチン』の山崎さん曰く、「飲食店関係者も含めた、みんなの休憩所」なのだとか。そして、谷川さんはもはや、下北沢の生き字引的な存在にもなりつつあるという。

「アハハ……。まあ、20年も下北沢にいればってことなんですけど。でも、この通りにずっといられているということは、嬉しいですね」

谷川さんは、照れながら笑う。『かまいキッチン』と組んで行われている「裏下北沢音楽祭」と呼ばれる音楽イベントは、もはやこの通りの風物詩。

「この通りだけでなく街全体で連携して、ラジオ放送や音楽・演劇イベントと、もっとやっていきたいとも思っているんです。まだまだ何かやれる余地はありますね」

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(画像=いつも笑顔の店主・谷川隆次さん)

鶏のからあげと超炭酸ハイボールで、まずは一杯!

「この通りの夜の一軒目は譲れません。うちから始めましょう!」と、店主の高木秀人さんは豪快に一言。名物メニューの「鶏のからあげ」は、秘伝のタレに漬け込んでおり、この逸品を目当てに来るお客が後を絶たない。『TAP&GROWLER』が昨年オープンした時は、「よっしゃ! 提携して、うちの唐揚げを持ち込めるシステムにしてもらおう」と、すぐに閃いたとか。

「幸い、この通りにはファミリー向けの『かまいキッチン』もあるし、うちは夜向けの居酒屋でいこうと思いまして」と、周囲の店とのバランスや共同戦線を常に考える戦略家としての顔も見せる。

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(画像=『こはぜ珈琲』の谷川さん曰く、この通りの“お祭り男”である高木秀人さん)

「この通りは、『こはぜ珈琲』が入口だし、一番の古参なので、僕は『こはぜ通り』と勝手に名付けて、一時、SNS上で書いていたんですよ。そしたら、谷川さんに「勝手にネーミングするなよ~」と怒られちゃって。でも、今後も『こはぜ通り』をよろしくお願いいたします(笑)」

経営者同士の仲のよさ、そして持ちつ持たれつの関係がよくわかるこの4店。個人経営の飲食店は、周囲のライバル店を相手に孤独な闘いを強いられるケースも少なくないが、この4店のように近隣店舗が協力し合えば、お客を共有しながら互いに成長していける。飲食店の経営には“繋がり”が大切であることを教わった取材だった。

『TAP&GROWLER』
住所/東京都世田谷区北沢2-33-6 飯嶋ビル1F
電話番号/03-6416-8767
営業時間/18:00~24:00、15:00~24:00(土日祝)
定休日/無休
席数/10
https://www.craftbeers.tokyo/

『かまいキッチン』
住所/東京都世田谷区北沢2-33-6 ミチル2ndビル2F
電話番号/03-6318-5323
営業時間/11:00~17:00 (平日17:00~20:00は予約のみ)、12:00~20:00(土日祝)
定休日/火曜
席数/20

『こはぜ珈琲』
住所/東京都世田谷区北沢2-33-6 グリーンテラスビル1F
電話番号/03-5738-9207
営業時間/11:00-20:00
定休日/第2火曜
https://www.cohaze-coffee.com/

『極鶏.Bar』
住所/東京都世田谷区北沢2−33−6 奥田ビル1F
電話番号/ 03-6796-2108
営業時間/18:00~L.O.23:00、17:00~L.O.23:00(土日祝)
定休日/年末年始、定期メンテナンス等
席数/20

(提供:Foodist Media

執筆者:山崎光尚