冴えない展開ではあったのですが、米国株安の割には下げ渋りとなった感じです。買い気には乏しいものの改めて売り直すものもないということで売られすぎ銘柄などがしっかりとした動きで、底堅い展開となりました。ただ、ここからはまだまだ予断を許さず、米トランプ大統領の言動に振り回されることになるのでしょう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

雲を割り込んで「三役逆転」となりました。雲に上値を押さえられて下値模索が続くか、一気に雲の上限や75日移動平均回復となるかというところですが、下値模索が続くということになりそうです。

☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

依然として令和時代のプラス相場を見ることができません。さすがにそろそろ良いところという気もするのですが、妙に下げ渋ることが多く、逆に売り切れないということですぐに売り直されるということなのでしょう。空売りが多いということもすぐに買い戻しが入って下げ渋るということにつながっているのでしょうし、まだまだ冴えない展開が続きそうです。

それでも大きく下落した相場で「押し目」と思って買いついたらさらに下がったということも多いのですから、ここは慎重に行くべきと思います。「不利運の節、売り平均買い平均、決してせざるものなり。思入れ違いの節は早速仕舞い、四~五十日休むべし。十分仕当たる商いにても、商い仕舞い候後は四~五十日休み、米の通いを考え、三位の伝に引き合わせ、図に当たる時を考え又仕掛くべし。」というように慎重に見るべきところでもあり、思わくだけで動かない方がいいと思います。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介