アップル (NASDAQ:AAPL)は13日、前日比5.81%安となり3営業日連続の下落となった。14日に1.58%の上昇を見せたものの、前月比5.91%の下落となっている。
アップル株は2つの要因によって売り圧力を受けていえる。1つ目に米中貿易戦争である。現在再び激化しており、米国はすべての中国製品に対しての追加関税を予定している。中国で製造するアップルは大打撃を受ける可能性がある。
2つ目は、米最高裁はApple Store独占禁止法違反の訴訟継続を認めたことである。原告側はアップルのApp Storeの独占的な支配とアプリ価格30%もの手数料を不当であると訴訟している。
この2つの逆風の要因により、同社の株価の行く先はより不明瞭となっている。
アップル株は、13日4.94%のギャップダウンで幕を開けた。これは1月3日以来の下方窓開けであった。1月の窓は、特に重要な意味を持たないコモンギャップであった。しかし、13日の窓は明らかにサポートラインを割って売りが先行する値動きであった。
このギャップダウンは強く、200日移動平均線と50日移動平均線を下抜けしている。この2つ移動平均線は、1月3日を底値とする上昇チャネルラインの下限を支えていた。
もし株価がここから反発するのならば、3月の高値を左肩、5月1日の215.31ドルをヘッドとするヘッド&ショルダーを形成する可能性がある。
積極的なトレーダーは押し目として現在ロングエントリーしてもよいだろう。普通のトレーダーは、反発が弱いことを確認しショートエントリーを狙う。慎重なトレーダーは、ヘッド&ショルダーを確認してショートだ。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、ダウ理論下降成立か、ヘッド&ショルダーの右肩の形成しネックラインを下回ることでショートエントリー。
一般的なトレーダーは、抵抗ラインで上昇が弱いことを確認しショート。
積極的なトレーダーは、逆張りロング。
トレード例 - 逆張りロング
- エントリー: $186
- 損切り: $185
- 損切り幅: $1
- 目標価格: $190, 200日移動平均線より下で、キリのいい数字
- 利確幅: $4
- リスクリワードレシオ: 1:4(提供:Investing.comより)
著者:ピンカス コーエン