堅調ではあったのですが、東証一部ベースでは値下がり銘柄が値上がり銘柄よりも多く、TOPIXもかろうじてプラスでしたが、何となくすっきりしないさえない展開でした。米中貿易摩擦問題などへの懸念も根強く、業績見通しもそれほど楽観的でもなく、上値の重い展開となりそうです。日経平均は21,000円台での値固めが続くという感じだと思います。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

連日の十字足というか上値の長い寄り引け同時線となりました。改めて上値の重さが確認されているということでいったん雲の下限のサポートを確認するような場面も出てくるのだと思います。

☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

本日も方向感に乏しいというか上値の重い展開になりました。出来高もじり貧となっている感じで、今日が月曜日ということを差し引いても少ないのではないかと思います。そして、指数が堅調となっていてもけん引役がいないという感じです。

江戸時代の米相場も「投機的な取引」「賭博性」などが言われて、何度も規制されたことがあるとのことです。現在の株式市場も規制がいろいろとあるのですが、何となく腑に落ちないような規制も多いと思います。そして規制が緩くなっているものも多いのですが、その一つが信用取引の「売り」だと思います。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介