下げ渋りとなったのですが、相変わらず買い気には乏しい冴えない展開でした。米中貿易摩擦の影響などが気になり、業績回復、景気拡大が認められるということでもなく、買い手掛かりに乏しい展開が続きそうです。売られすぎ銘柄の修正が一巡となり、買われすぎ銘柄が売られると指数も下値を試す動きになるのでしょう。買戻し一巡となったかどうか、目先の需給に注目です。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

雲の中で冴えない展開となりました。相変わらず方向感はなく、RSIやストキャスティックスには上値余地もあるのですが、上値はさらに重くなりそうです。

☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

米国株も同様ですが、相変わらず買い気に乏しい展開となっています。目先の値動きに連れて右往左往するような参加者ばかりで、腰の据わった買いが全く見られないということなのだと思います。ゲーム感覚で上がるから買う、下がるから売るというだけで、株式投資をしているということでもないのでしょう。

日経平均に影響の大きな銘柄が浮動株が少なく、そうした目先的な売り買いに振らされやすいというのも問題なのだと思います。かつては先物が相場を動かすなどといわれたこともありましたが、日経平均ということで言えば、本当にほんの一握りの銘柄の動きであたかも相場全体が動いているというような錯覚になるのです。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介