引き続き方向感は見られず、保ち合いが続いています。今晩の米国市場も様子見気分が強いのではないかと思われ、金融当局高官や政府高官、そしてトランプ大統領などの言動などに敏感に反応するのでしょうが、目先的な需給だけでの動きが続き当面は狭い範囲での保ち合いが続きそうです。

 ☆ テクニカル分析 ☆

 日経平均

雲に上値を押さえられているような形です。75日移動平均線ももう少しすると下落に転じそうで、冴えない展開が続くと思われます。

 ☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

 本日も全く動きがない相場となりました。「売り買い休む」の中での「休む」状況が続いているということで、むやみに売り買いするということではなく、はっきりと方向が出てからでもいいのではないかと思います。つまり「保合の時、慰みに商内仕掛けまじき事」ということなのでしょう。

 「相場保ち合いの時うっかり慰みに商い仕掛くることあり、はなはだ宜しからず、慎むべきなり。この商い強いて初念の思い入れを離れ難きものなり。よほど玄人ならで、見切りできざるものなり。」といって、無理に動くと、動いた方への思い入れが働いて、見切りもできないということなのです。(提供:Investing.comより)

日経平均と騰落レシオ
(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介