2019年6月4日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日3日(月)、米セントルイス連銀のブラード総裁が米国の利下げについて述べた。これを受けて、ここ最近までリスクオフ方向で動いていたマーケットの様相が一変した。現在の米国の景気は決して悪くないが、貿易戦争に向けて、しかも近いうちに利下げをする可能性が出てきた。米国は貿易戦争に対して挙国一致で臨む姿勢だ。利下げ発言後、米長期金利が急低下しているが、米国が金融緩和に進む可能性が高く、そうなるとドルインデックスは落ち、米ドル/円も下げ圧力がかかるだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ユーロ/米ドルに関しては米国が金融緩和をしても欧州はこれ以上の金融緩和は困難なため、ユーロは反発する可能性が出てきた。すぐではないにせよ、米国の政策次第では、ユーロの底入れがあるかもしれない。ユーロ/米ドルは1.15ドル方向、米ドル/円で105円方向が視野に。豪ドル/円なども下がるだろうが、焦点がドルストレートになっているのでトレードもドルストレートで臨んだ方が良さそうだ。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。