トランプ米大統領は5日、メキシコの不法移民や違法薬物に対する取り締まりを「不十分」と指摘した。メキシコペソにとっては悪材料になるだろう。
チャック・シューマー米上院議員は、トランプ氏の制裁関税は単なるはったりに過ぎないと指摘。共和党上院議員らは国境対策強化を強いる手段として関税が使われることに反対している。
一方、ロン・ジョンソン上院議員は、議会反対票は過半数に届かず、追加関税は予定通り行われるだろうと述べた。
チャートを考慮すると、米ドル/ペソは買い時だろう。
対メキシコ追加関税発言ののちメキシコペソは2日間で4%上昇したが、直近3日間の市場は落ち着きを見せている。
USD/MXNは、200日移動平均線から1.4%上抜けしており、騙し上げのリスクを避けるためには十分と考えられる。
この上抜けからは、上昇フラッグを形成しており強気パターンである。
積極的なトレーダーがロングするための条件は整っているだろう。一方、一般的あるいは慎重なトレーダーはフラッグを上抜けするのを待つのが良いだろう。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、フラッグを上抜けして20.2100まで到達するのを待とう。そしてその後の綾戻しがあり、再び大陽線でトレンドに戻ることを待とう。
一般的なトレーダーは20.0152台を超えて上放れするのを待とう。その後、慎重なトレーダー同様綾戻しを待つのが良いだろう。
積極的なトレーダーは、米国が貿易戦争を拡大させる前に今すぐロングエントリーするのが良いだろう。
トレード例
- エントリー:19.7000
- 損切り:19.6000
- 損切り幅:1000pips
- 目標価格:20.0000
- 利確幅:3000pips
- リスクワードレシオ:1:3(提供:Investing.comより)
著者:ピンカス コーエン