激務コンサルタントでありながら、不動産投資家として本業の年収の何倍もの金額を稼ぎ、”億超え”の資産を築く……。新連載『資産”億超え”の兼業投資家が教える「時間レバレッジ」のかけ方』では、石川貴康さんがいかにして時間を生み出し、資産を増やし続けているのかを、実例を交えて紹介してもらう。

激務コンサルタントが時間の使い方を見直したきっかけ

「時間レバレッジ」のかけ方#1
(画像=PIXTA,ZUU online)

筆者はフリーの企業コンサルタントとして本業を抱えながら、不動産投資を中心に各種投資をしている。

本業で抱えているクライアントは6社。結果、フルタイムで(フルタイム以上に)週末まで、朝から晩まで働いている。実は、仕事が楽しくてしょうがない。仕事が難解だと思うこともあるが、巨大なパズルを解いているような感じがする。好きな仕事をしているので働くことは苦ではなく、楽しいのである。

そんな筆者も一度、過労で倒れたことがあった。2週間以上働くことができず、寝ているときに思った。「どんなに高収入でも倒れてしまえば終わりだ。自分が倒れていても、寝ていても収入が生まれる仕組みを作らないといけない」

どうすれば効率的に仕事をし、効率的に資産を増やすことができるだろうか。その疑問を解くカギは時間の使い方にあると気づいた。筆者が30代、2000年初頭のことである。

そこから時間の使い方を工夫し、不動産投資を始めた。激務をこなしながら投資先を拡大し、現在では不動産投資で15棟165室8借地を運用するようになり、資産は億を超えた。会社を3社所有し、投資信託などの積立投資を30本以上、株式投資、私募債など、さまざまな金融商品に投資している。出版した書籍は30冊近くあり、コラムの執筆も手がけている。

時間の使い方を工夫することで、激務をこなすだけでなく、日常生活を楽しむ時間も十分にとれるようになった。そんな長年の経験で作り上げてきた筆者の「時間レバレッジ」のかけ方が、読者の皆様のお役に立つのなら幸いである。

「時間レバレッジ」をかけるための7つの要点

「時間レバレッジ」をかけるためには7つの要点がある。①アウトソーシングする、②エージェント化する、③1回で済ませる、④籠る、⑤金で解決する、⑥ECRS、⑦時間の缶詰を作るーーということだ。それぞれ解説しよう。

① アウトソーシングする:人や機械、仕組みに任せる