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大阪都心に超高層マンション続々
2014年3月、高さ300メートルと日本一の超高層ビル「あべのハルカス」が大阪市阿倍野区で全面開業しました。大阪は日本一が好き? 実は、超高層ビルだけでなく、タワーマンションの高さでも、大阪が日本一です。超高層マンション1位は、大阪市中央区の高さ約209メートルの「ザ・キタハマ」。3位も大阪市港区の高さ約200メートルの「クロスタワー大阪ベイ」です。
大阪では、高層タワーマンションの建設計画が目白押しとなっています。不動産経済研究所の2014年3月末時点の調査によると、2014年以降に完成する20階建て以上のタワーマンションは全国で252棟(9万2867戸)になる見通しで、2013年3月末時点の前回調査に比べ、建設計画はこの1年間で61棟(2万86戸)増えています。建設計画が急増した背景には、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」に伴うデフレ脱却にあります。今後の不動産価格の上昇を見込み、マンション販売の堅調さが続くなか、開発各社が積極的な投資を進めています。近畿圏(2府4県)は西日本の集中エリアであり、大阪市内だけで、26棟(8810戸)の高層マンションの建設が計画されています。リーマン・ショックからの回復、および「アベノミクス」により、高層マンションの建設計画は復調してきています。
再開発概要
大阪市内の再開発計画の中から、高層マンションの高さベスト3について、以下に記します。
「(仮称)大阪市北区中之島6丁目計画」 (地上54階、高さ193m)
建設地は「中之島インテス」(地上22階、高さ98.46m)と「グランキューブ大阪」(地上13階、高さ104.51m)の間の中之島6丁目。建物はRC造54階建て延べ9万9400m2で、分譲マンションのほかに一部に店舗が入る。総戸数は876戸を見込む。建物高さは193m. 設計施工は竹中工務店が担当する。2014年10月1日に着工し、2018年3月30日の完成を目指している。
「大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー」(地上53階、最高部高さ189.55m)
総戸数は874戸で販売から約9ヶ月で全戸完売しています。販売価格は1990万円~1億3780万円で最多価格帯は3200万円台でした。
「よみうり文化センター(千里中央)再整備事業 住宅棟」(地上51階、高さ185m)
現施設をプールや医療モールを併設した商業施設(地上7階、地下1階)と、高さ約185mの住宅施設(地上51階、地下1階、543戸予定)に建て替える計画。段階的に新築・解体工事を進めます。商業施設は2015年夏頃にⅠ期分を先行開業し、全面開業は2017年春頃の予定。店舗開発にはイオンモール株式会社が参画し、Ⅱ期側を中心にグルメスーパーや専門店街を展開する方針。関電グループが建設する住宅施設を含めた事業全体の完成は2019年春頃。商業施設と住宅施設の一体整備に加え、施設沿い2階レベルに歩行者回廊(デッキ)を新設し、北大阪急行電鉄及び大阪モノレール「千里中央」駅や周辺施設との回遊性を高める計画。