最近ではシンガポールを舞台にしたハリウッド映画「クレイジー・リッチ」が世界的な大ヒットを記録するなど、富裕層をテーマにした映画には人気作品が少なくありません。成功とは何か、お金の価値とは何かを考えさせるヒット作品を、厳選して紹介します。

クレイジー・リッチ:シンガポールを舞台にしたゴージャスな恋愛ショー

富裕層,世界映画
(画像=Fer Gregory/Shutterstock.com)

映画の興行成績分析サイト「Box Office Mojo」によれば、2018年8月に公開された映画「クレイジー・リッチ!」は、全米オープニング興行収入ランキングにおいて3週連続で1位となり、3週間通算1億ドル(約110億円)以上の興行収入を記録しました。

恋人の男性(ヘンリー・ゴールディング)に誘われて彼の故郷シンガポールを訪れたヒロインの女性(コンスタンス・ウー)は、現地を訪れて初めて彼氏がシンガポールの大富豪の子息であることを知ります。こうしたサプライズに喜ぶ女性も少なくないはずですが、その男性の妻の座をねらう女性が多くおり、恋人の母親との軋轢にも悩まされます。そんな中でヒロインの女性は泣いたり笑ったりを繰り返しながら奮闘していきます。

男女間の関係はお金があるからうまくいく、という単純な図式では表せないことを、改めて感じさせる映画です。(監督:ジョン・M・チュウ/原作:ケビン・クワン)

ウルフ・オブ・ウォールストリート:超格安株で野望を果たした主人公の顛末

アメリカの株式相場が暴落した1987年の「ブラック・マンデー」で、主人公(レオナルド・ディカプリオ)の男性はせっかく就職したウォール街の証券会社における職を失ってしまいます。しかしその後、「ペニー株」と呼ばれる超格安株を扱う株式会社を設立し、巧妙なセールストークを従業員たちに伝授して大成功を収め、主人公は一躍時の人となるのでした。

しかしカネと名声を得た主人公はパーティー三昧で浪費の日々を送り、ドラッグにも手を出したことで、予想外の局面を迎えることになります。野望を持つことが成功への重要な鍵となることを感じさせる一方、欲望を解放した先にはどんな人生が待っているのかを考えされる作品です。

この映画で主演のレオナルド・ディカプリオは第71回ゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門にて最優秀主演男優賞を受賞しています。2013年公開。(監督:マーティン・スコセッシ/原作:ジョーダン・ベルフォート)

最高の人生の見つけ方:余命宣告された富裕層男性と修理工の男性の友情ドラマ

これまでに紹介した2作品とは少し趣が異なるのが「最高の人生の見つけ方」です。

実業家の富裕層の男性(ジャック・ニコルソン)と自動車の修理工の男性(モーガン・フリーマン)はある日、同じ病室の患者として出会います。医師からそれぞれ余命を言い渡された2人は死の訪れを前にしておくべきことを果たすため、治療を投げ出して2人で冒険旅行に出かけます。

ストーリーが進むにつれ、お互いがそれぞれの人生をどういう葛藤の中で過ごしてきたのかが明らかになっていきます。悔いの無い人生とはどういった人生であるのか、そして本当の友情とはどういう関係のことを指すのかを、改めて観る者に考えさせる映画です。2007年公開。(監督 :ロブ・ライナー/脚本:ジャスティン・ザッカム)

2019年10月には日本で、主演に吉永小百合、共演に天海祐希を迎えたリメイク作品が上映されます。

成功とは何か、お金の持つ価値とは何か

富裕層にスポットライトを当てた映画はこのほかにも、レオナルド・ディカプリオ主演の「華麗なるギャツビー」や、リチャード・ギア主演の「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け」などが有名です。

富裕層の喜怒哀楽を疑似体験できるこうした映画は、成功とは何か、お金の持つ価値とは何かを改めて問う内容です。まだ観ていない方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。(提供:JPRIME


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