夏本番である。休暇を利用して登山や釣り、キャンプ等のアウトドアを計画している人も多いことだろう。筆者も先日、友人たちと登山を楽しんだが、高級ブランドのウェアやシューズをまといながら「実はこれワークマン!」と一部にワークマンを取り入れるアウトドア派を目にすることも珍しくなくなった。近年、アウトドアのシーンにワークマンはすっかり浸透した印象を受ける。

ワークマン <7564> といえば、もともとは建設現場等いわゆるガテン系労働者御用達の作業服や安全靴、軍手、ヘルメットなどを販売する企業だった。店舗の多くは郊外の道路沿いに展開しており、ショッピングモール等で展開するユニクロといったアパレルに比べると地味なイメージだったかもしれない。

そんなワークマンのイメージが大きく変わりつつある。高機能・低価格のアウトドアウェア、スポーツウェアなどがコストパフォーマンスの高さから口コミで拡大、後段で述べる通り最近はショッピングモールなどアパレルの表舞台にも登場している。業績は絶好調で今年3月にワークマンの株価は5870円と過去最高値を記録しているのだ。今回はガテン系からアウトドア派まで広く支持を集めるワークマンの魅力に迫りたい。

ワークマン,株価
(画像=everst / shutterstock, ZUU online)