フェイスブックの今年4~6月期決算は売上高、利益ともに予想を上回り、ビジネス慣行に対する不信感が高まる中でも業績への影響はほとんど見られなかった。注目されるのはフェイスブックが同決算とあわせて、個人情報保護を巡る米当局との問題について過去最大の制裁金で和解したと発表したことだ。今回の和解により、同社への厳しい目が一段落するとの期待もあったが、ウォール街では「引き続き前途多難」(アナリスト)と警戒する声も多く聞かれる。
今回は多くの問題を抱えながらも業績が好調を維持し、アナリスト泣かせとなったフェイスブックの最新動向をリポートしたい。