前回、インタビューで選書のコツなどを披露してくれたブックビネガー主宰の坂本海氏に、具体的にオススメの書籍をいくつか選んでもらった。VC勤務経験もあり、現在もスタートアップの事業戦略やファイナンスに携わっていることもあり、またZUU onlineでは特集「ベンチャーキャピタル」を公開したばかりということもあって、テーマは「スタートアップと大企業」とした。(構成・濱田 優 ZUU online編集長/写真・森口新太郎)

時代の流れを読むビジネス書6冊 『スタートアップと大企業』

最近では、「ユニコーン」という言葉が定着し、メルカリやラクスル、Sansanなどのスタートアップが次々に上場したことで、投資の分野においても、スタートアップへの注目が高まってきました。テクノロジーの進歩の速度が上がり、環境変化が激しくなる中で、次々に新しいビジネスモデルが生み出され、大企業にとっても外部環境の変化は見過ごせない時代になっています。「VUCA」時代とも言われる中、企業や個人はどのように外部環境の変化に対応していけば良いのでしょうか。この夏にオススメしたいテーマとして、スタートアップとイノベーションを知るためのビジネス書を紹介します。

『神・読書術 10倍速で読んで、要点だけ記憶する』
坂本 海(さかもと・うみ)
プロ書評家。ビジネス書・新書の書評・要約メディア「bookvinegar(ブックビネガー)」編集長。「朝、カフェで読書会」主宰者。1976年、兵庫県生まれ。半導体商社を経て2006年、SBIインベストメント入社、ベンチャー投資の審査や経営支援に従事。2011年、株式会社ブックビネガーを設立。ピーク時で年間500冊を読破、要約するなかで、読書スピードと読解効率を飛躍的に伸ばす独自のメソッドを開発。現在はスタートアップ企業の事業戦略やファイナンスに携わりながら年間300冊程度の書籍を読み、同メディアで紹介し続けている。著書に『神・読書術 10倍速で読んで、要点だけ記憶する』(ぱる出版)がある。
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