将来の年金対策として、不動産投資を検討される方が増えてきています。

不動産投資というと、専門知識や経験がないと難しいのではないかと考える方も多いのではないでしょうか?知識を深める手段の1つとして資格取得を検討される方もいます。

不動産投資をするにあたって、取得した方がよい資格はあるのか?資格の取得難易度はどのくらいなのか?不動産投資に活かせる資格についてまとめていきます。

不動産投資に関連する資格の種類と役に立つ場面を解説

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(画像=eamesBot/Shutterstock.com)

不動産投資に役に立つ資格を確認していきましょう。資格の概要と、どのような場面で不動産投資に活用できるかをまとめていきます。

FP(ファイナンシャルプランナー)

FPとはファイナンシャルプランナーの事になります。主に資産運用、資産形成など、お金に関する事を全般的にアドバイスしてくれる方になります。

例えば、ライフプランの見直し、年金や税金、保険に関する事など、人生におけるお金に関しての専門家になります。不動産の購入や利回りの計算、税金、収支のバランスをチェックするなど、不動産投資に関わる部分も多いです。

不動産投資をする上で、お金の計算は必須になります。自分の収支のバランスを踏まえて、月々いくらの支払いであればローンを組めるかどうかの判断にも役立つでしょう。

簿記

簿記とは、日々の経営活動をきちんと記録する事で、収支の確認や、税金の計算などをする為に必要な資格になります。

不動産投資を実践する上で、経費計算や税金の支払額を確認する事は、キャッシュフローを正しく把握する為には必須になります。家賃とローンの返済額を計算するだけなら簿記の知識までは必要ありませんが、経費や税金をきちんと把握するとなると、持っていて有利になる資格と言えるでしょう。

宅地建物取引士

不動産取引に関して、専門的な資格であり、国家資格でもあります。

宅地建物取引士の資格がなければ、重要事項説明書の説明ができませんので、不動産業を行う上で、非常に重要な資格となります。

当然、取得する為には、不動産に関わる業法や民法、税金に関する知識などを身に付ける必要がありますので、不動産売買を行う不動産投資においては、直結する資格と言えるでしょう。

不動産業界で働く事も検討しつつ、不動産の知識を深めたいというのであれば、最優先で取得するべき資格といえます。

宅地建物取引士の資格を取得するには、難解な不動産用語を理解する、登記簿謄本の見方を身に付けるなど、実際の不動産投資の現場でも必要な知識を得ることができます。

また、宅地建物取引士の資格があるという事で、不動産業者からも一定の知識があると見なされますので、適正価格より高い取引をされる確率もさがるといえるので、より安全に取引を進める事ができるでしょう。

不動産投資をするのに資格があった方がいいが、有資格者のアドバイスをもらって実践する方が早い

不動産投資に役に立つ資格は数多くあります。ですが、資格がなければ不動産投資ができないかといえば、そういう訳ではありません。

資格取得は、あくまで不動産投資を有利に進める為の手段として捉え、資格取得よりも内見をしたり、物件資料を集めたりする事でメリットが多く得られる場合もあります。

資格取得や勉強には際限がありませんので、理想を言えば、税理士や司法書士の資格を取得してから不動産投資を行った方が良いという話にもなってしまいます。

資格取得を目的とするのか、不動産投資で利益を得る事を目的にするのか。ここを間違えないようにする必要はあります。

不動産投資の良い点は、全てを自分一人で行わなくても良いという事です。必要最低限の知識を得たら、後は有資格者の方から必要なアドバイスをもらう事で、不動産投資をスムーズに進める事も可能です。

資格取得を1つの選択肢として考えながら、より効率よく、不動産投資を進めていけるようにしていきましょう。(提供:YANUSY

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