2019年8月20日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

ここのところ、米中対立やブレグジット関連の合意なき離脱懸念などの材料を背景に、米ドル/円や英ポンド/円、NZドル/円などが非常にいい下げ相場を作った。しばらく見なかったほどのいい下げ相場だったため、現在は調整に入ったかというところ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は23日(金)にジャクソンホールなどがあるが、すごく大きな材料になるとも思えない。トランプ米大統領がここに来て、景気に配慮しつつあるようにもみえるため、今週は揉み合いであまり大きな動きにはならないだろう。米ドル円は105.50~107.50円のレンジを想定。株価も少し戻すだろう。再び円高相場が来るとすれば、きっかけはおそらくブレグジット関連での、英ポンド/円の動き。現在は一時的にポンド売りが止んでいるが、ボリス・ジョンソン英首相や同政権が合意なき離脱でも構わないという姿勢を崩すとは思えないので、ある程度の調整を経てからまた英ポンド/円が落ちる場面が出てくるのではないだろうか。130.00~132.00円もしくは133.00円にかけては売りゾーンで、今度は125.00円以下を狙う展開となるだろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。