楽天スーパーポイントがザクザク貯まる楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカード。どちらも券面の見た目はゴールドで、どこがどう違うのか分かりにくい人もいるのではないでしょうか。今回は、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの特徴を比較して、それぞれどのような人におすすめなのかを解説します。

楽天ゴールドカードの魅力は楽天ポイント5倍

楽天 カード, ゴールド ,プレミアム
(画像=PIXTA)

楽天ゴールドカードの年会費や利用可能額は以下の通りです。

・年会費:2,000円(税別)
・利用可能額:200万円

楽天カードは年会費無料で利用可能額が100万円です。楽天カードからのステップアップを考える場合、まず候補となるカードです。楽天ゴールドカードの魅力は、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループでの支払いに利用すると5倍になる点です。(楽天カードの場合はポイント2倍)楽天スーパーポイントは、楽天グループで1ポイント1円として利用できます。

毎月2万円ずつ楽天グループで利用した場合、楽天カードだと年間4,800ポイント、楽天ゴールドカードだと年間1万2,000ポイント貯まり、その差は年間7,200ポイントです。楽天市場での買い物が多い人には、これだけでも大きなメリットといえるでしょう。また楽天ゴールドカードは国内の主要28空港で空港ラウンジが利用できます。この点も楽天カードにはない魅力です。

楽天プレミアムカードの魅力は空港ラウンジが利用できること

それでは、楽天プレミアムカードは楽天カードとどこが違うのでしょうか。まずは年会費と利用可能額からチェックしてみましょう。

・年会費:1万円(税別)
・利用可能額:300万円

楽天プレミアムカードは、楽天ゴールドカードに比べて年会費が5倍となり、利用可能額は100万円アップの300万円です。楽天プレミアムカードは、他ブランドのカードでいえばプラチナクラスのグレードになります。楽天プレミアムカードも、楽天ゴールドカードと同じく楽天グループで利用するとポイントは5倍となり、たくさんのポイントが貯められるでしょう。

楽天ゴールドカードにない魅力としては、世界各国の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスの発行と、追加カードで法人カードが発行できる点です。楽天プレミアムカードはプライオリティ・パスが無料発行できるクレジットカードとしては年会費が最安クラスであり、海外に行く機会のある人には大きな魅力となります。

また、追加カードで法人カードを発行すると事業で使う分と個人で使う分の利用明細が分けられるため、事業の経理処理が楽になり、事業の経済状況も把握しやすくなる点がメリットです。

楽天ゴールドカードの損益分岐点はいくら?

楽天ゴールドカードの年会費以上に元が取れる使い方は、月々4,000円以上、年間4万8,000円以上楽天グループで利用することです。それだけの利用があれば、楽天スーパーポイントは年間2,400ポイントつきますので、年会費2,000円(税抜き)よりも上回ります。

楽天カードと比較して楽天ゴールドカードのほうがお得になる損益分岐点は、概算で、楽天グループで月1万円以上、年間で12万円以上利用することです。

年間12万円利用した場合、楽天カードは年間3,600ポイント、楽天ゴールドカードは年間6,000ポイントとなります。楽天ゴールドカードのポイントから年会費2,000円を引いても楽天ゴールドカードの方が400ポイント多くなる計算です。

楽天プレミアムカードの損益分岐点はいくら?

楽天プレミアムカードの場合、世界の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスを利用するなら、それだけで年会費の元は取れます。楽天プレミアムカードで取得できるプライオリティ・パスのグレードは、一番高いプレステージで年会費は429米ドル相当です。日本円に換算すると1米ドル106.11円(2019年8月15日終値)とすれば約4万5,521円となり、それだけで年会費1万円(税抜き)よりも3万円以上お得となります。

プライオリティ・パスを使わない場合、年会費の元を取るには楽天グループで年間20万円(月1万6,700円以上の利用が必要です。

楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの審査は厳しい?

楽天ゴールドカードも楽天プレミアムカードも、具体的な審査内容は公開していません。どちらも申し込み条件は20歳以上で安定した収入があることです。楽天カードは、比較的審査を通過しやすいといわれていますが、やはり上位カードは楽天カードよりは厳しいと考えられます。楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードの審査に落ちないためには、以下のことをチェックしておきましょう。

・個人信用情報に金融事故が登録されていないこと
・安定した収入があること(年収200万円以上が目安)
・楽天カードを使っている人の場合は、これまで滞りなく利用代金を支払っていること
・他社のキャッシングなどで多重債務になっていないこと
・楽天グループでのショッピングや楽天の提供するサービスを毎月利用していること

「返済能力が十分ある年収」「クレジットヒストリーが良好」「楽天のサービスをよく利用している」といった点が重要なポイントです。審査通過に自信がない人は、まず楽天カードを作成してしばらく使い続け、良好なクレジットヒストリーを積むようにしてから上位カードへの切り替えを検討するといいでしょう。

楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードはこんな人におすすめ

楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードを比較して、それぞれどんな人におすすめなのかを最後に紹介します。

楽天ゴールドカードがおすすめの人

・年会費は安く抑えて楽天スーパーポイントをより多く貯めたい人
・楽天市場などで月1万円以上、年間12万円以上を利用している人
・国内旅行で飛行機を利用する機会が多い人

楽天プレミアムカードがおすすめの人

・海外旅行に年1回以上行く機会があり、プライオリティ・パスを発行したい人
・個人事業主などをしていて、事業専用のクレジットカードを持ちたい人
・楽天市場などで月2万円以上、年間24万円以上を利用している人

それぞれの特徴を考えて、自分に合ったカードを選びましょう。

文・藤森みすず/fuelle

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