米国株安を受けて冴えない展開
米国株が大きく下落したのですが、日本市場ではある程度下落を織り込んでいたような面もあること、そして為替が円高となったのですが、円高が進むということでもなかったことから寄り付きの売りが一巡となった後は堅調となりました。それでも上値の重さが嫌気されると売られるという状況で冴えない展開となりました。
昼の時間帯にも特に動きは見られず、後場に入るといったん手仕舞い売りに押されるという状況で、下値を試すかとおもわれましたが、売り急ぐということでもなく、底堅さが見られると買い直されるという状況で今度は上値を試す動きになりました。節目とみられる20,700円を超えないとなると手仕舞い売りに押され、結局最後は買い切れず小幅高となりました。値上がり銘柄数は少なく、ＴＯＰＩＸは前日比マイナスとなるなど総じてみると軟調でした。
小型銘柄も手仕舞い売りが嵩んで冴えないものが多くなりました。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均は軟調でした。先物もまとまった売り買いは少なく、散発的にみられるまとまった売り買いに反応するものの長続きしないということで、しっかりと方向感が見られるということもありませんでした。
相変わらず保ち合いのなかで方向感が見えないという状況です。個別に反応しても連想買いが見られるということでもなく、目先の需給で右往左往しているだけという銘柄も多く見られました。相場全体としては方向感のない展開が続くと思われ、20,500円水準を中心とした保ち合いが続くということです。（提供：Investing.comより）
(画像=Investing.com)
著者：清水 洋介
