2019年9月13日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日12日(木)、注目だったECBの結果は、まず中銀預金金利を0.1ポイント引き下げ、マイナス0.5%とし、11月1日から月額200億ユーロの債券購入を再開すると発表。ECBは2019年と2020年の経済成長予測を下方修正し、2021年までのインフレ見通しを引き下げた。ドラギECB総裁は、リスクは依然として下方向にあると指摘。ECBの債券購入の金額はコンセンサスの300億ユーロまで届かなかったが、基本ECBは、満額回答。結果、ゴールドマンサックスを筆頭に、米系参加者が想定していたとおり、バイ・ザ・ファクトでユーロは買い戻し優勢。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ECBを終えて、マーケットの注目は来週のFOMC。ユーロ/米ドルの1.1000ドルには依然オプションがまとまっていることもあり、ユーロ/米ドルは押し目買い継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。