モトリーフール米国本社、2019年11月6日投稿記事より

デジタル決済のスクエア(NYSE:SQ)は5日夕方、アナリストのコンセンサス予想を上回る堅調な第3四半期(7~9月)決算を発表しました。

決算を受け、株価は6日に0.4%上昇しました。

第3四半期決算の概要

第3四半期の調整後売上高は前年同期比40%増の6億200万ドルで、アナリスト予想の5億9640万ドルを上回りました。

非GAAP(米国一般会計原則)ベースの調整後1株当たり利益は92%増の0.25ドルで、これもアナリスト予想の0.18ドルを上回りました。

【米国株動向】デジタル決済のスクエア、7~9月期の利益急増
(画像=出典:スクエアの第3四半期決算報告)
GAAP(米国一般会計原則)。「調整後売上高」は、純売上高から取引コスト、ビットコインコスト、購入会計に関連した繰延売上の影響を除いたもの。

大口顧客が決済増を牽引

第3四半期のGPV(総決済額)は前年同期比25%増の282億ドルとなり、特に大口顧客(年間GPVが12万5000ドル超)が伸びを牽引しています。

大口顧客のGPVは34%増で、GPV総額の55%に達しました。

第3四半期決算で特筆すべきことは、サブスクリプションおよびサービス関連売上が68%増の2億8000万ドルと伸びたことです。

さらに、このセグメントの総利益は82%増の2億1600万ドルに達しています。

決済アプリのCash App、スクエア・キャピタルなどがこのセグメントの伸びを牽引しています。

今後の見通し

経営陣は、第4四半期の調整後売上高は5億7100万~5億8100万ドルと予想しており、中間値では前年同期比37%となります。

調整後EBITDA(支払い利息・税金・償却控除前利益)は1億1200万~1億1700万ドルと見込んでおり、中間値で41%増です。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Daniel Sparksは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、スクエア株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール米国本社は、スクエア株に関するオプションを保有しています(2020年1月の70ドルのショート・プット)。