JTB総合研究所が発表したデータによると、日本人の出国者数は増加しており、中でもアジアやヨーロッパへの旅行者が多いことがわかります。アジアやヨーロッパと異なる文化を持つアフリカも魅力的な旅行先の一つですが、治安への不安から興味はあってもなかなか行動に移せないという人もいるかもしれません。

アフリカは自然と歴史的文化が融合した魅力的な土地でもあります。ヨーロッパ支配下時代の面影を残す地域や、独特の文化を誇る国もたくさんあります。また南アフリカ共和国は、日本人在留人数が世界で第44位と、実際に多くの日本人が生活しています。今回は、アフリカの中でも治安が良いと言われている国5選と、アフリカの治安情報を得る方法をご紹介します。

アフリカの中で治安が良い国5選

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(画像=PIXTA)

アフリカの中でも比較的治安が良く、滞在しやすい国はどこでしょうか。先ほどもご紹介した南アフリカ共和国は、アフリカの中ではまだ治安が良いエリアと言えますが、中には治安が悪いことで有名なヨハネスブルグという都市もあります。東京の中にも治安が良いエリアと悪いエリアがあるように、同じ国の中でも治安の状況は場所によって異なります。

また、アフリカの中でも、ボツワナ、ナミビア、モザンビーク、タンザニアは現在外務省発表の警戒レベルエリアには含まれていませんので、比較的治安が良い国と言えるでしょう。外務省のホームページには、「ちょっといい話・エピソード集」という特集ページが掲載されており、アフリカ在外公館からアフリカを身近に感じられるようなエピソードが伝えられています。

例えば、タンザニアの最大都市ダルエスサラームのエピソードでは、一般市民の移動手段である乗合バスの様子が紹介されており、妊婦さんに席を譲る日本と変わらない様子が伝えられています。また、海外青年協力隊の派遣実績があるナミビアのオプウォのエピソードでは、カメルという小学校と兵庫県の小学校が動画での交流を通して壁画制作を行ったことがわかります。人と人との触れ合いは、治安の安定を表しているともいえそうです。

アフリカに行く前にしっかりチェック!アフリカの国の治安情報を得る方法

どこの国へ行く際も、確実な情報を得るためにはまず外務省のホームページをチェックしましょう。海外安全情報ページでは、アフリカを南北に分けて、わかりやすく安全レベルが提示されています。ご自身が行きたいと思うエリアが決まったら、国・地域別の「安全の手引き」も併せて活用しましょう。

また、日々状況は変わっていきます。日頃のニュースと合わせて安全情報一覧を確認し、現在のアフリカにおける最新情報を把握することが最も大切です。

他の地域とここが違う!アフリカに行く際に気をつけたいこと

アフリカを旅行先に選ぶ際に治安と同じくらい気をつけたいのが、感染症や衛生面です。日本では流行していない病気や、動物や昆虫などを介して発生する病気もあります。海外渡航をきっかけに自らが受けた予防接種の状況を見直すことで、より安心して出国し帰国することができるでしょう。

現地での飲食に関しても、信頼できるお店を利用し、よく洗浄されたものや加熱されたものを口にすることが大切です。また、現地で役立ちそうな除菌グッズ、ハンドサニターやウエットティッシュは積極的に携帯しましょう。

少しはアフリカへ対する気持ちの距離が縮まったでしょうか。次回海外旅行を検討する際に、ぜひ検討してみてください。

文・本間夏海(CAメディア ライター)/fuelle

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