2019年12月13日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

本日13日(金)は今年最後のビッグイベントである英総選挙。出口調査では※マジョリティーが86と保守党圧勝(※マジョリティーとは、与野党の議席の差(保守党-残りの議席)のことで、例えば、(保守党の議席=339)-(残りの議席=311)=28議席となる。ただ英議会のマジョリティーには、もうひとつワーキングマジョリティーという考え方がある。これは、当選しても当院しないシン・フェイン党の議員、慣例により投票しない議長、副議長などを除いた議席のことで、実質的な投票数は640を下回るので、通常、320議席あれば、ワーキングマジョリティーを確保できるという)。マジョリティーが30~40あればという議論があったが、出口調査ではマジョリティーが86と圧勝。英ポンド/米ドルはあっという間に1.3515ドルまで、英ポンド/円は147.90円まで急騰。

現在の為替相場の戦略やスタンス

英ポンド/米ドルは、200週移動平均線が1.3109ドルに位置していることに加え、2014年7月の高値である、1.7190ドル付近からのレジスタントが1.3164ドルに位置しており、1.31ドル台ミドルが明確にブレイクできるかどうかが注目されていたが、英総選挙の結果を受け、この重要レジスタンスをブレイク。1.3800ドルレベルへ向け、英ポンド/米ドルは上昇中。英ポンド/米ドルの押し目買い継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。