南極大陸に旅行に行く……そういった話を聞いたことがある人は少ないでしょう。しかしながら富裕層を中心に未開の地への旅行が注目を浴びているのです。快適なリゾートとは異なり極寒が待ち受けますが未知なる自然との出会いは、困難以上に感動をもたらしてくれるでしょう。今回は南極旅行の魅力について解説します。
南極探検の歴史
南極大陸の存在を知っている人は多いでしょうが、実際に南極大陸へ行ったことがある人は少ないでしょう。南極大陸自体、歴史が浅く発見されたのは1800年代初頭といわれており、まだ発見されてから200年程度しかたっていないのです。初めて南極点に到達したのは、ノルウェーの探検家であるロアール・アムンセンで約100年前の1911年に南極点に到達しました。
一方、1912年には日本の探検家である白瀬矗(しらせのぶ)が南緯80度にまで到達しています。それ以降、技術が進み南極横断飛行なども成功し南極の全貌が分かってきました。しかし相変わらず厳しい自然の中、未知の部分がある大陸であることには変わりありません。
南極旅行に訪れる日本人はまだ少ない
南極は、一つの観光地として訪問する人が増えています。とはいえ訪問者は、年間2万人前後とそう多くはありません。国別に見るとアメリカ人とオーストラリア人の訪問が多く日本人の割合は全体の2%程度とまだまだ少ない状況です。南極旅行観光客のほとんどが南極半島を訪れ内陸部に入る人はほとんどいません。ツアーの多くも南極半島を中心に組まれています。
一度は行ってみたい!?南極旅行の魅力とは?
南極大陸には、どういった魅力があるのでしょうか。具体的に解説しましょう。
真夏でも極寒の寒さ
南極のツアーの多くは、南半球が夏である11~3月に行われます。しかしながら気温は基本的には氷点下でマイナス10度前後の気温です。日常では感じることが難しい「厳しい寒さ」ですが南極での寒さは、魅力の一つともいえるでしょう。ちなみにロシアのボストーク基地では、過去マイナス89.2度を計測したことがあります。
雄大な自然
南極大陸は、これまで未開の地であったことから自然が多く残されています。日本人が想像する「緑あふれる」自然ではなく氷山や氷河などのスケールの大きさには、思わず息をのんでしまうことでしょう。特に「天国のような美しさ」といわれ海面に雪山が鮮やかに映るパラダイス湾や「地球上で最も美しい難所」と呼ばれ300メートルの岸壁に囲まれた風景を堪能することができるルメール海峡は、多くの観光客に人気です。
白夜
南極の夏は、白夜と呼ばれ1日中太陽が沈みません。夜でも薄明るいその風景には、美しさと感動を覚えることでしょう。
かわいい野生動物
南極では、ペンギンやオットセイ、愛らしい姿のアザラシ、そして雄大に泳ぐザトウクジラなど、普段見ることのできない野生動物を見ることが可能です。特に皇帝ペンギンの赤ちゃんは、もふもふと愛らしい見た目で男女を問わず人気があります。
南極ならではのアクティビティ
南極では何もできないと思われがちですが夏の南極ならではのアクティビティもあります。例えば流れ込む氷河を見ながらのカヤックや南極大陸の上でのキャンプなど非日常が体験できるプランもあるのです。もちろん危険もありますが南極旅行の魅力の一つといえるでしょう。
一生に一度は訪れたい南極大陸
南極大陸への旅行に行ける機会というのは、そうそう訪れるわけではありません。しかしもし運よく南極に行くことができれば「自然の雄大さ」「動物のかわいらしさ」などに感動することができるでしょう。この冬にぜひ行きたい……とはいかないかしれませんが長期計画として南極旅行を検討する最初の年にしてみてはいかがでしょうか。(提供:JPRIME)
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