米国株をこれから始めようとする人はマネックス証券での口座開設を検討するとよいだろう。マネックス証券では3,500銘柄以上が取り揃えられている。今回は日本株と比較した米国株の特徴や、マネックス証券で売買されている米国株人気銘柄ランキングなどを解説していく。
米国株と日本株3つの違い 単元株数、決算月、値幅制限
米国株の取引が初めてという人のために、まずは米国株と日本株の違いを説明していこう。まずは取引ルールや決算時期の違いを確認していく。
違い1.米国株は1株から取引可能
日本株は基本的に100株単位でしか取引できないが、米国株は1株から取引が可能だ。日本株ではある程度まとまった資金が必要で投資にチャレンジできなかった人でも、米国株には挑戦しやすいかもしれない。
違い2.米国株の決算は12月で配当は四半期ごとが多い
日本企業の決算は3月もしくは9月が多いが、米国株は12月決算が多い。また配当は日本株だと半期ごとが多いが、米国株では四半期ごとが多い。配当利回りも日本株より米国株の方が高い傾向にある。日本株よりも頻繁に配当が受け取れるため、日本株よりも多くインカムゲインを得られる可能性もある。
違い3.米国株は値幅制限がない
日本株は、ストップ高やストップ安といった値幅制限が存在する。この値幅制限によって株価が1日で大きく変動することを防いでいるのだ。しかし、米国株では値幅制限がないため1日で価格が大きく変動することもある。1日で大きなキャピタルゲインを得られる可能性もあるが、もちろん大きく損をすることもあるので注意が必要だ。
マネックス証券で米国株を取引する3つのメリット 銘柄数、時間外取引、豊富な情報
日本株と様々な面で異なる米国株だが、なぜマネックス証券は米国株に強いと定評なのだろうか。他の証券会社と比べた時の3つのメリットを紹介しよう。
メリット1.扱銘柄数が3,500銘柄以上と多い
マネックス証券では幅広い米国株を取扱っており、取扱銘柄数は2019年12月時点で3,500銘柄以上ある。
同じく米国株を取り扱っているSBI証券では2,200銘柄超、楽天証券では2,300銘柄超であるため、比較するとマネックス証券の取扱数の多さが際立つだろう。
メリット2.米国の時間外取引にも対応
米国株は通常、現地時間の9時30分から16時まで(日本時間 23:30~6:00)が取引時間となっているが、現地時間8時から9時30分のプレ・マーケット、16時から20時までのアフター・マーケットという時間外取引がある。
マネックス証券はこの時間外取引にも対応しているため、時間外でも取引が可能だ。SBI証券。楽天証券ではプレ・マーケット、アフター・マーケットには対応していない。
メリット3.米国株の情報が豊富
マネックス証券では米国株厳選銘柄レポートBOOKや米国株オンラインセミナー、専門家のレポートなど米国株に関する様々な情報を得ることができる。日本株に比べて米国株は自分で情報を得るのが難しいため、マネックス証券の豊富な米国株情報は投資の大きな手助けになるだろう。
SBI証券、楽天証券では米国の著名な投資週刊誌『バロンズ』の拾い読みレポートが読める。ただ、マネックス証券は米国株に関するオリジナルコンテンツが充実しており、独自性の点では強みがあるといえる。
マネックス証券での外国株取引口座開設2ステップ
マネックス証券で米国株を取引きするためには証券総合取引口座を開設後、別途外国株取引口座開設が必要なので注意したい。外国株取引口座の開設のみであればウェブ上のみで手続き可能だ。
STEP1……サイトログイン後、外国株に関する書類に同意し申し込み
外国株取引口座を開設するには以下のような手順を踏む必要がある。
① 証券総合取引口座を開設後、サイトにログイン
② 外国証券取引口座約款をPDFで確認
③ 外国株の取引ルールや注意事項、重要事項リスクなど各種書類について確認
④ 電子交付についての承諾を行い、内容確認
上記をすべて行うことで申込が完了する。
STEP2……米国株取引画面にログインし上場有価証券等書面を確認、同意する
申し込み完了後、米国株取引画面にはすぐにログイン可能だ。ただしログイン後に米国上場有価証券取引に係る上場有価証券等書面を確認し、同意する必要がある。
これらの手順が無事終われば、申込完了後から最大でも3営業日以内には米国株の取引が可能となる。
マネックス証券の米国株人気ランキング アマゾン、アリババなど、1位は?
マネックス証券では多くの米国株を取り扱っているため、どの銘柄を購入すればいいか迷う人も多いだろう。マネックス証券の米国株売買代金ランキングをぜひ銘柄選びの参考にしていただきたい。これを見れば今市場で注目されている銘柄がどれなのか一目瞭然だ。(※ランキング期間は2019年11月25日~2019年11月29日)(※株価は2019年12月4日時点の終値)
第1位……アマゾン・ドット・コム(AMZN)
・1株あたりの株価:1,760.69ドル
米国最大手のオンライン小売業者であるアマゾン。幅広い商品販売を世界各地で実施しており、日本でも知名度は絶大だ。時価総額は2019年12月時点で約93兆円だ。
第2位……マイクロソフト(MSFT)
・1株あたりの株価:149.85ドル
言わずと知れた米国のソフトウエア大手マイクロソフト。2019年4月に時価総額が約110兆円となった。OS以外にも家庭用ゲーム機やタブレットなども提供している。
第3位……アリババ(BABA)
・1株あたりの株価:193.74ドル
2019年11月26日に香港取引所にも上場したアリババ。2019年12月時点の時価総額は50兆円を超える巨大企業で、中国のEC取引・ITサービスの持株会社だ。「Alibaba.com」「タオバオ」などのECサイトを中国国内で運営している。
第4位……アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)
・1株あたりの株価:39.69ドル
マイクロプロセッサの製造、販売が主の企業だ。同社製品の商標名である「AMD」は日本でも知名度が高い。
第5位……バークシャー(BRK.B)
・1株あたりの株価:218.40ドル
バークシャーは投資持株会社で、中核事業は米国内外で提供する保険だ。また、子会社を通じて鉄道輸送、電気部品、建材の製造、食料品卸売業などを行う多角経営企業である。
魅力の多い米国株取引、マネックス証券の米国株は銘柄もサービスも充実
米国株取引ではアマゾンやアップル、フェイスブックといった世界的にも有名な企業の株を売買することが可能だ。マネックス証券は他のネット証券と比較しても米国株に力を入れており、取扱銘柄数の多さや時間外取引、レポートなどの情報面でもメリットが多い。米国株取引をしたい人はぜひマネックス証券での口座開設を考えたい。
文・右田創一朗(元証券マンのフリーライター)/MONEY TIMES
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