10月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算も先月中旬で終了となりましたが、10月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しも一通り終わったと思われます。そこで今回は決算発表の集中日となった10月31日の引け後に決算を発表したTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に決算発表後に5社以上が目標株価を引き上げたもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが特に目立ったのが村田製作所(6981)で決算発表後に15社もの証券会社が目標株価を引き上げています。また、TDK(6762)でも11社が目標株価を引き上げたほか、東京エレクトロン(8035)でも7社が、そしてイビデン(4062)と日本碍子(5333)、パナソニック(6752)でも決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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