☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
基準線や25日移動平均線に上値を抑えられて下値を試す形になりました。保ち合いが続くということなのか、上下放れるのかが注目されます。
☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆
まったく直接的に経済や企業業績に関係のないところで大きく振り回される相場となっています。ある程度無視すればいいのでしょうが、機械的な売り買いなどもあり、ついていかざるを得ないということなのでしょう。ただ、目先の値動きに連れて右往左往しても損失ばかりが増えるということもあり、ここは冷静に対処するということでいいのだと思います。
冷静に考えてみれば、例えば配当利回りや株主優待期待で買った銘柄であれば、特にここでイラン問題があっても原油価格の上昇などという間接的な影響はあるのでしょうが、直接的な影響を受ける企業もあるのでしょうし、目先的な小競り合い程度であれば、特に企業業績への影響が少ないものも多いのではないかと思います。ましてや配当や株主優待をイラン問題でやめるということはないのではないかと思います。
そうやって冷静に考えれば、特に売り急ぐという必要もないのだと思います。逆に買われすぎた銘柄を買う必要はありませんが売られすぎている銘柄が相場全体が売られることで安くなるのであれば、買い場ということなのだと思います。特に原油価格の影響が大きいものは避ける方がいいのでしょうが、売り急ぐこともないと思います。 ある程度織り込まれている考えてみれば「米段々下げ、上方相場替る(変わる)事無く、諸国並びに最上払物沢山の風聞、人気もひ弱く、何程下るも知れ難く、我が考へも弱かるべしと思ふ節──、心を転じて買入るべきなり。此思ひ切り、海中へ飛入る心持、甚だなり悪きものなれども、其節疑ひの気を生ぜず買ふべし。極めて利運なり。下げと見込む時、思入れの通り下るものなれば心易きものなれども、人気下ると片寄る時は却って上るもの故、考へに及ばざるなり。上げも同断。則ち海中に飛込む心持、極意なり。」ということで人の反対をすればいいということなのです。そこをしっかりと考えておくことが大切なことだと思います。(提供:Investing.comより)
著者:清水 洋介