2020年のファッショントレンドの一つとして注目されているのが、アニマル柄や派手なカラーなどネイチャーをモチーフとしたアイテムです。多くのコレクションでこのディテールを取り入れた洋服が発表されました。今回はネイチャースタイルがなぜ流行しているのか、またファッションへの取り入れ方について解説します。

「ネイチャー」が2020年春夏の大きなテーマになる?

パリコレ,バック・トゥー・ネイチャー
(画像=Creative Lab/Shutterstock.com)

2020年春夏コレクションの一つの大きなテーマとして挙げられたのが「ネイチャー」です。動物などをモチーフにしたアクセサリーや南の島を思い出させる大振りなアクセサリーなどがコレクションをにぎわせました。ドルチェ&ガッバーナやヴァレンティノなど多くのラグジュアリーブランドがネイチャーからインスピレーションを受けています。

ネイチャーが注目される背景としては「自然を守ろう」とする動きが拡大していることが挙げられます。近年、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉に代表されるように環境を守ろうとする動きが拡大するにつれ、自然保護に対する意識が高まり、こうした動きがファッションの世界にも入ってきているのです。

実際、ファーではなくエコファーを使うなどの動きが高まってきたりネイチャーをモチーフとしたコレクションを発表したりすることで自然に対するリスペクトを表現しているのです。

特に注目したいカラー・ディテールは?

2020年春夏にパリコレクションで見られたテーマやディテールについて主だったものを紹介していきましょう。

動物柄、アニマルモチーフ

多く見られたのが動物柄やアニマルモチーフです。ドルチェ&ガッバーナは、「陽気なジャングル」というテーマでコレクションを発表。動物が大きくプリントされたスカートやトロピカル柄のトップスなどを紹介しました。またヴァレンティノは、ホワイトドレスと派手な柄・パターンの洋服とのコントラストが美しいコレクションを発表しました。

色鮮やかなオレンジ・ブルー

カラーでは、鮮やかなオレンジやブルーがよく使われるコレクションでした。ステラマッカートニーが、「自然のフォース」をテーマにしたコレクションでは、太陽のような鮮やかなドレスや、海を思わせるブルーのオールインワンが目を引きました。また、「服を着る」ことへの原点回帰をテーマにしたプラダでは、エレガントなルックの中で、鮮やかなオレンジのコートがひときわ目立っていました。

どうやって普段着に取り入れればいい?

動物柄や派手なカラーは「取り入れるのが難しい」と思う人もいるかもしれません。実際、普段の着こなしには、どのように取り入れればよいのでしょうか。例えば一つの提案として「小物で取り入れる」という方法があります。特にアニマル柄は、大きい面積の部分で表現してしまうと「ちょっと強すぎる」と感じてしまう人も多いかもしれません。

しかし小物だとそこまで目立つことなくトレンドを主張することができます。例えばバンダナや靴、バッグなどでトレンドを表現してみてもいいかもしれませんね。また、使う色を1色だけにすることにより全体がけんかせずにトレンドを表現することができます。例えばオレンジのトップスであればパンツは白でシンプルにまとめ、全体の色の数を減らしてバランスを取っていくのがいいでしょう。

2020年春夏は、いつもより少しだけ華やかに

2020年の春夏コレクションでは多くのブランドがサファリやネイチャーをテーマにコレクションを発表しました。多くの自然をモチーフにしたアイテムが店頭をにぎわすことが想定されます。2020年の春夏は、どこかにネイチャーの要素を取り入れていつもより少しだけ華やかな装いを楽しんでみてはいかがでしょうか。(提供:JPRIME


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