帝国データバンク
(画像=sanneberg/Shutterstock.com)

社長の平均年齢、59.9歳
~ 右肩上がりで推移し、過去最高を更新 ~

はじめに

史上最年少で東証1部上場を果たした、アルバイト求人情報サイトを運営する(株)リブセンスの代表・村上太一氏など「若手経営者」が注目を集める一方、日本では70代以上の経営者も少なくない。高齢化が進むなか、経営者の年齢層もより高い層へシフトしている。

帝国データバンクは、2020年1月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録)から企業の社長データ(個人、非営利、公益法人等除く)を抽出。約95万社を、業種別、年商規模別、都道府県別に集計・分析した。

調査結果

1 2019年の社長の平均年齢は59.9歳(前年比+0.2歳)と、右肩上がりの推移が続き、過去最高を更新。このうち、上場企業社長の平均年齢は58.7歳となった

2 年商規模別にみると、「1億円未満」が平均61.1歳で最高となった。「1億円未満」における70代の構成比は22.6%、80歳以上は5.4%を占める

3 都道府県別にみると、「岩手県」・「秋田県」が平均61.9歳(全国平均+2.0歳)で最も高く、「青森県」が61.5歳(同+1.6歳)でこれに続く。特に東日本において高齢の社長が目立った