新型肺炎の影響も一過性ということで株価には織り込まれたということなのでしょう。ただ、昨日は23,400円水準で上値も重くなりましたが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇していることから上値の節目である23,500円水準を目指すことになるのでしょう。当面は23,000円台前半での保ち合いとなるのではないかと思われます。

決算を発表して高くなっているものが多いですが、いったん上昇した後の動きには注意が必要です。高値を抜けてからでも遅くないということで、引き続き慎重に対処して行きたいと思います。逆に芳しくない決算を発表して大きく売られた銘柄の底堅さが確認されたところで注目です。三菱商事(8058)も芳しくない決算から買われており、三菱UFJ(8306)など銀行株も売られておらず、売られ過ぎ感の強い松屋(8237)などの百貨店株やブリヂストン(5108)、JT(2914)、ツバキ・ナカシマ(6464)といった12月決算銘柄にも注目です。

JT(2914)は移動平均線からの乖離も大きく、RSIやストキャスティックスも底値圏にあり、底堅さが見られるのでそろそろ戻りを試す動きになってくるのではないかと思います。

本日の日経平均 の予想レンジ
23,400円 ~ 23,700円
為替の予想レンジ
1ドル=109.50円 ~ 110.00円(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介