米従業員給付研究所 (EBRI) が発表した報告書によると、「Setting Every Community Up for Retirement Enhancement Act of2019」 (2019年の全てのコミュニティ設定の退職促進安定化法) は、退職貯蓄危機の改善に役立つ可能性がある。EBRIは、同法の一部条項が35歳から64歳までの世帯に関する退職金赤字3%、すなわち約1150億ドルを削減するのに役立つと指摘した。
退職保障予測モデル
現在35歳から39歳までの労働者については引当率は5.3%に上昇し、小規模事業主(従業員100人未満)ではさらに10.7%に上昇する。
EBRIが発表した「安定化法の退職所得適正性への影響」報告書では、EBRI退職保障予測モデルを用いて、3つの確実な引当金が退職所得の適正性に及ぼす影響を全国的に分析した。
ー複数の事業主プランを提供できるようにする
ープランのスポンサーが401 k プラン「安全条項」に自動的に労働者を登録できる上限を賃金の10%から15%に引き上げる
ー長期パートタイム従業員への必要な補償範囲
報告書を書いたEBRI調査部長Jack VanDerhei氏は20日、ThinkAdvisorとのインタビューで、「同法が主に対象としていた従業員、つまり小規模な雇用主の下で働いていた従業員、特に退職前にその変更から恩恵を受けることができる年齢に達していた従業員を見ると、3つの条項によって平均退職不足額を10.7%削減することができる」と語った。
Melanie Waddell
Melanieはワシントン局の投資顧問グループのチーフである。また、規制やコンプライアンスの問題も取り上げ、The Playing FieldコラムやHuman Capitalブリーフィングを執筆している。twitter:@Think_MelanieW mwaddell@alm.com
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