☆ テクニカル分析 ☆

 日経平均

昨年10月の「窓」を中心とした動きになりました。一応安値圏での下ひげ線ということで明日堅調となるようであれば、移動平均線や雲などの節目までの戻りが期待されます。

 ☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

 本日も大きな下落となりましたが、米国株や夜間取引の日経平均先物ほどは売られませんでした。現物株の買戻しや現物株の投げ売りが少ないということで下げ渋りとなったものと思います。また、大きく下落する相場では最近では「買い向かう」投資家も多く、売られすぎ銘柄などがしっかりとしたことで指数も下げ渋りとなったものと思います。

 EB債や株価連動債を発行して株価が押し上げられていた銘柄などはやはり下げがきつくなっています。ここから買い直すということでもないのでしょうから、日経平均自体は上値も重い、戻りの鈍い展開が続くと思います。ちょっとしたことで売られるということも多いのだと思います。

 売られすぎ銘柄には個別に買い向かう動きもみられるということでしょう。いずれ新型コロナウイルスも終息することには違いないのですから、影響が限定的となる銘柄やすでに織り込み済みというような銘柄は買い直されるのでしょう。  特に理由もなく、指数が下がるからと言ってる売られるような銘柄こそ「米段々下げ、上方相場替る(変わる)事無く、諸国並びに最上払物沢山の風聞、人気もひ弱く、何程下るも知れ難く、我が考へも弱かるべしと思ふ節──、心を転じて買入るべきなり。此思ひ切り、海中へ飛入る心持、甚だなり悪きものなれども、其節疑ひの気を生ぜず買ふべし。極めて利運なり。下げと見込む時、思入れの通り下るものなれば心易きものなれども、人気下ると片寄る時は却って上るもの故、考へに及ばざるなり。上げも同断。則ち海中に飛込む心持、極意なり。」と海に飛び込むつもりで買い向かうといいものと思います。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介