ダイナースクラブカードは、圧倒的なステータスの高さを誇るものの、海外の加盟店が少なく利用しにくいという欠点があった。しかし、ダイナースクラブカードに新たに無料で追加できる「ダイナースクラブ コンパニオンカード」が登場し、Mastercardの加盟店でカードがきれるようになったことで、海外での使い勝手が改善され、一気に注目を集めている。

今回は、コンパニオンカードの魅力や特徴を詳しく紹介する。

ステータスカードは海外旅行の身分証

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(画像=Casper1774 Studio/Shutterstock)

海外に行く機会が多い人の中には、クレジットカードで相手の対応が変わるという経験をしたことがある人もいるだろう。海外では、クレジットカードは身分証ととらえられている。ステータスの高いカードを持っていれば、「信頼できる人物」とみなされ、相手はそれ相応の扱いをしてくれるのだ。

クレジットカードの中でも、ステータスの高いカードを、一般的にステータスカードと呼ぶ。

ステータスカードの中で特にステータス性に優れているのは、ダイナースクラブカード・アメックスカード・ラグジュアリーカードだ。どれも入会基準が高いことで有名で、入会審査に通ったというだけでも、一定の信用につながる。

審査でチェックされるのは、年収や職業、勤続年数、勤め先の事業内容や企業規模などだ。また、これまでのクレジットカードの利用履歴も重視される。審査項目そのものは一般のクレジットカードと同じだが、審査基準が厳しいことから、カードを所有することがステータスとなる。

ダイナースクラブカードとアメックスカードは、以前からステータスカードとして著名で、最近ラグジュアリーカードが加わった形だ。ラグジュアリーカードは、2008年にアメリカで生まれた新しいステータスカードで、富裕層御用達として人気を集め始めている。

とはいえ、世界一の品格を持つのはやはりダイナースクラブカードだろう。ダイナースクラブカードを所有できるのはエグゼクティブのみで、ダイナースクラブカードを提示するだけで、高い社会的地位を証明できるともいわれている。

海外で快適に過ごすためには、きちんとしたステータスカードを持っておくことが大切だ。ステータスカードを持つことで、これまで見えていなかった世界が見えるようになり、ステータスカードの影響力の大きさを実感できるだろう。

ダイナースクラブカードは海外では使えない?

ダイナースクラブカードは、ステータスカードの代表格ともいえ、高い評価を受けている。一方で、海外では地域によっては利用できる店舗が少ないというデメリットがあった。

高級店やホテルでは問題なく利用できても、一般のレストランや店舗で決済できないと、意外と不便に感じるものだ。そのため、海外にはダイナースクラブカードとあわせて、一般の店舗でも使えるサブのクレジットカードを持っていくという人が多かった。

こういった利用者の悩みを解決するため、ダイナースクラブカードが生み出した新カードが「コンパニオンカード」だ。

新たに無料で追加できる「コンパニオンカード」が登場

コンパニオンカードはMastercardと提携しており、世界中のMastercard加盟店で利用できる。そのため、これまで問題視されてきた海外での使い勝手の悪さは、解決したといっても過言ではないだろう。

ダイナースクラブカード会員なら、本人も家族も年会費無料でコンパニオンカードを持つことができる。有効期限がないポイントが合算で貯められるうえ、請求はダイナースクラブカードの利用分と一緒に行われるため、管理の手間もかからない。もちろん、明細上でカードごとの利用金額を確認できるようになっている。

なお、利用可能枠についてだが、ダイナースクラブカードはショッピング一回払いの利用可能枠について、一律の制限を設けていない。ダイナースクラブカード会員一人一人の利用状況や支払い実績などをもとに、個別に設定されている。

この利用可能枠の設定方法こそが、ダイナースクラブカードが高いステータスカードとして世界中に認知されているゆえんでもある。そして、この利用可能枠は、コンパニオンカードも共通であるため、コンパニオンカードを利用する際も非常に心強い。

コンパニオンカードの魅力を紹介

続いては、コンパニオンカードの魅力を具体的に2つ紹介する。

紹介した3つの魅力以外にも、Mastercardが提供する豊富なサービスを利用できるなど、コンパニオンカードを持つメリットは大きい。

海外旅行でストレスなくショッピングができる

Mastercardは、世界最大の加盟店数を持つことで有名だ。コンパニオンカードはMastercardと提携しているため、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど、ほとんどの地域でスムーズにカード決済できる。

これまで、ダイナースクラブカードだけの場合、海外旅行中に「この店で問題なく使えるだろうか?」と不安に感じることもあったかもしれない。しかし、コンパニオンカードを持つことで、そうした不安にさいなまれることなく、心おきなく海外でショッピングを楽しむことができる。

快適な通信は旅を豊かにする

海外旅行をする時、Wi-Fiルーターを日本で契約していくこともできる。しかし、複数人で1つをシェアしていて不便を感じたり、旅先でWi-Fiルーターの調子が悪くなってイライラしたりという経験がある人も多いのではないだろうか。

コンパニオンカードを持つと、グローバルWi-FiサービスBoingoを利用できる。グローバルWi-FiサービスBoingoなら、日本を含む世界100ヵ国100万ヵ所以上のホットスポットで、インターネットへの接続が可能だ。追加料金も発生しない。

海外の空港やホテル、オフィス、カフェやレストランで、いつでもWi-Fiを利用できると、旅行中の快適さが大きく向上する。

今はインターネットに接続さえできれば、地図を見ることもできるし、レストランや観光スポットを検索することもできる。困った時には、翻訳アプリを使えば現地の人とコミュニケーションをとれる。

しかし逆にいえば、通信が途絶えると一気に何もできなくなってしまう。地図やガイドブックなどを持ち歩いていない場合、文字通り右も左もわからなくなってしまうことが多い。

快適な通信は、旅の満足度を大きく左右するといっても過言ではないだろう。

ダイナースクラブカードの特典:空港ラウンジの利用

ステータスカードとして不動の地位を誇るダイナースクラブカードは、海外に頻繁に行く人にとって重宝する存在だ。

ダイナースクラブカードには数多くの魅力的なサービスがあるが、ここでは、空港ラウンジの利用について紹介する。

利用方法は簡単で、ダイナースクラブカードと搭乗券を提示するだけでいい。追加カードを発行しなくても、ダイナースクラブカード1枚で利用できるのが、他のクレジットカードと比較して便利な点だ。

また、いわゆるクレジットカード会社ラウンジだけでなく、一部の空港では、航空会社のビジネスクラスやファーストクラスラウンジを利用することができる。

空港ラウンジ内では、ソフトドリンクを飲んだり軽食をつまんだりしつつ、フライト時間を優雅に待つことができる。また、空港ラウンジ内にはFAXやコピー機があるケースもあり、フライトまでの時間に集中して仕事を終わらせたい時も重宝する。

空港ラウンジは空港によってサービスに違いがあるので、お気に入りの空港ラウンジを見つけておきたい。利用できる空港ラウンジは、ダイナースクラブカードの公式ページから検索できる。

空港ラウンジでゆったりくつろぎながら搭乗時間を待てるのは、ステータスカードを持つ者ならではの特権といえるだろう。空港ラウンジの無料利用サービスは、海外出張でも家族旅行でも重宝するありがたいサービスだ。

また、空港ラウンジに次いで、会員から好評を得ているのが、復路の手荷物宅配無料サービスだ。このサービスはコンパニオンカードを持っていれば、2個目も500円で利用できる。さらに、高級旅館、国内レストラン、海外・国内ホテルでのご優待等、充実したサービスを受けることができるプラチナマスターカードのtaste of premiumのサービスがコンパニオンカードへも適用されている。

LeaLeaトロリーでハワイ観光を快適に

ハワイの豊かな自然や開放感に魅了され、数年に一度はハワイを訪れるという人も少なくない。ダイナースクラブカードには、ハワイ好きにとってうれしい「Lea Leaトロリー乗車券1週間分無料」という特典がついている。

Lea Leaトロリーは、ホノルル観光に便利なトロリーバスだ。シーライフパークからダウンタウンやカリヒまで、ホノルルと東海岸エリアを網羅している。7時から23時まで運行しているため、ハワイ観光中は頻繁に利用すること間違いなしだ。

1週間の間なら何度Lea Leaトロリーに乗っても無料なので、人気の観光スポットにも楽々移動できる。Lea Leaトロリーを使えば、ハワイでの滞在がより充実したものになるだろう。

海外旅行でステータスカードが役立つシーン

続いては、海外旅行でステータスカードが役立つシーンを紹介する。

ダイナースクラブカードには、旅行の手配や相談を依頼できるトラベルデスクというサービスがある。忙しくて航空券やホテルを押さえる時間がない時も、電話一本で予約が完了するので安心だ。

また、トラベルデスクに電話で依頼すれば、大手各社のパッケージツアーを割引価格で予約することも可能だ。海外旅行・国内旅行をお得に楽しみたい人にとって、ありがたいサービスといえるだろう。

他にも、海外クラブホテルズというサービスを利用すれば、ハワイやバリ島、イギリス、パリなど世界各国の高級ホテルを特別割引価格で予約できる。なお、チェックアウトの際にはダイナースクラブカードで支払う必要がある。

さらに、ダイナースクラブカードには、最高1億円の海外旅行保険がついている。傷害死亡・後遺障害の補償以外にも、傷害治療費用や疾病治療費用、賠償責任、携行品損害など充実の補償内容で、安心して海外旅行を楽しむことができる。

海外旅行を楽しむにはステータスカードが必要

海外では、ステータスカードは身分証代わりとして重宝する。信用度の高いダイナースクラブカードを持っていれば、どんな場面でも臆することなく振る舞える。

そんなダイナースクラブカードは、コンパニオンカードという新カードが加わったことで、さらに非の打ちどころのないステータスカードとなった。海外での使い勝手の悪さが解消された今、改めてダイナースクラブカードを持つことを検討すべきだろう。

>>「ダイナースクラブカード」の詳細を見る(公式サイトへ)