下値メドとしてはここからさらに下落するようであれば、2016年2月と6月に付けた15,000円水準ということになりかねません。リーマンショック時のPBR(株価純資産倍率)0.8倍という水準である16,000円台半ばというのも一つのメドとなると思います。ただ、売りが売りを呼ぶ展開となるとメドというものが見えず、政府の経済対策などが具体的に見えてくるまで下落が続くということもあるかもしれません。

追加の緩和があったということは一つのGOサインとみて、株式市場にお金が流れると考えて良いのでしょう。まずは売られ過ぎの銘柄から反発となってくるということだと思います。みずほ(8411)などの銀行株や森永乳業(2264)などの食品株、王子HD(3861)など割安銘柄に注目ですし、成長が期待されて買われていたものが多く下落したワークマン(7564)やエスプール(2471)などにも注目です。

エスプール(2471)は大きく下落して下値での十字足の後の反発となりました。移動平均線の乖離も大きく、RSIやストキャスティックスは底値圏にあり、戻りも期待されます。

本日の日経平均 の予想レンジ
16,000円 ~ 17,500円
為替の予想レンジ
1ドル=105.50円 ~ 106.50円(提供:Investing.comより)

著者:清水 洋介