2020年4月2日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日1日(水)の米ドル/円は、終値ベースで約0.3%下落。新型コロナウイルス・パンデミックによる経済活動の落ち込みが懸念され世界的に株価が下落する中、2週間ぶりに107円台を割り込む場面もあった。通常、4月は新規投資が活発化しやすい時期とされるが、その初日に世界の株価が大幅安となった事は足元の深刻さを物語っていよう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

各国金融機関のトレーダーの多くが在宅勤務を余儀なくされている事もあって流動性が低下している。そのため荒っぽく上下する展開が続くだろうが、そうした中では米ドル/円の流れは下向きになりやすい。リスク回避局面では円だけでなくドルも強含む傾向にあるため、米ドル/円が一方的に下落する展開にはなりにくいと見るが、目先的に106円台半ばまでは下落余地がありそうだ。なお、106.45円前後は3月9日から24日までの上昇幅の半値押し水準に当たる。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。