帝国データバンク
(画像=PIXTA)

新型コロナで下方修正した上場企業、200社を突破

はじめに

新型コロナウイルスは国内経済に大きなダメージを与えており、その影響によって業績予想の下方修正を発表する上場企業が後を絶たない。

帝国データバンクでは、業績予想の修正に関する適時開示情報を発表した上場企業のうち、新型コロナウイルスの影響が含まれ、業績予想を下方修正した企業について集計し、分析した。

■新型コロナウイルスの影響を含む要因によって業績予想を下方修正した企業のみをカウント。また、集計開始以来、一度は業績予想を発表していたものの、その後「未定」とした企業については判明している数値で集計

■本調査は前回調査(4月10日発表)に続き7回目

調査結果

1 「新型コロナウイルス」の影響を受けたとして業績予想の下方修正(連結、非連結)を発表した上場企業は4月15日までに累計217社(前回調査から56社増)となり、200社を超えた

2 217社が下方修正をおこなったことで減少した売上高の合計は約1兆7416億8300万円(前回調査から約3316億2900万円増)となった

3 新型コロナウイルス感染拡大に収束のメドがたたないなか、全国で関連倒産(4月16日15時時点、61件)も相次いでおり、影響の拡大が今後も懸念される