2020年4月17日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日16日(木)の米国株は反発。発表された米経済統計は非常に悪い内容が続いたものの、トランプ米大統領が州政府に向けて下記のように段階的な経済再開の指針を打ち出したことが好感され、買い戻しが入った展開。以下、ロイターより。トランプ米大統領は16日(木)、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている米経済の再開に向けた指針を明らかにし、各州は状況に応じて住民の職場復帰で段階的なアプローチをとるべきとの考えを示した。トランプ氏はホワイトハウスで行った記者会見で、州知事はそれぞれの事情に合わせて方針を調整することが可能とし、封鎖継続が必要な場合はそうすべきだと指摘。「一斉に再開するわけではなく、慎重に一歩ずつ行う」と述べた(出所:ロイター)。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米経済再開についての内容は事前に予想されたとおりで、トランプ米大統領は米経済の再開に向けて前向きに語ったものの、「ロックダウン解除は各州の事情まかせる」といった内容でサプライズはなし。現時点では、トランプ氏とクオモNY州知事の見解の相違などが目立つものの、中期での米国経済はリスタートに向けて道筋がみえてきた展開であることは変わらず。戦略としては米ドル/円の押し目買い継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。