ナスダック総合の構成銘柄の決算が今週予定されているが、軟調な決算シーズンとなる見込みである。アナリストは数週間前から、今期の決算シーズンは2008年ぶりに最悪の結果になると予想している。
2008年は金融市場に端を発した不況であったが、今回は新型コロナウイルスの影響で経済活動が停止していることが主な要因となっている。
新型ウイルスの流行を受け、多くの企業が悲惨な状況へ陥っている。その影響は今期の決算で明らかになるだろう。以下のチャートを分析することで、今後の手がかりが掴めるかもしれない。
20日のロウソク足にはトウバが出現しており、売り勢力が盛り返したことが示唆されている。また、17日のロウソク足はハンギングマンとなっている、
50日移動平均線が200日移動平均線を下へ突き抜けデッドクロスとなった後、これら2つのロウソク足は100日移動平均の真下で発生している。
ナスダック総合指数は上昇トレンドであるが、3月23日の安値からの上昇トレンドラインを割り込めば下落が加速するだろう。
我々の見解では、2月28日以来の上昇トレンドラインと合流する8300の水準まで下落すると見ている。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、8000の水準まで下落するのを待ち、買い需要を確認したらロングすべきである。
一般的なトレーダーは、サポートを確認する前に押し目買いすべきである。
積極的なトレーダーは、ショートすべきである。
トレード例
- エントリー: 8600
- 損切り: 8700
- 損切幅: 100ポイント
- 目標価格: 8300
- 利確幅: 300ポイント
- リスクリワードレシオ: 1:3(提供:Investing.comより)
著者:ピンカス・コーエン